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筆箱からの友達ってありですか?

三話目!!


「ーー以上で今日の朝礼を終わります。」


朝のHRが終わり、生徒たちは席を立ち始める。


「ま...間にあったぁぁあーー」

机に突っ伏す私。


今朝の騒動のため学校に到着したのは8時28分...

よく朝礼に間にあったもんだよ私達。


「グッジョブ風!」

「.........」


クラス分けでは風と私は同じ2組だ。

ちなみに席は私から見て右斜め隣だ。

そんな訳で風に(ねぎら)いの言葉を贈ったのだが当の本人はノーコメント。


「...むぅ......」


中学の仲の良かった子達とクラスが離れてしまったため現在話し相手は風だけである。その風がだんまりであるため仕方なく次の授業の準備をする。





「.........」


ーーーー暇だ。ものすごく暇だ。


「はぁー」


こんなんでこの1年やっていけるか不安になってきた。もしこのまま友達ができなかったら...


「ぼっちじゃないか...」


それは回避せねば...高校デビューでぼっちとか残念すぎる......っ!


「よしっ!!」


まずはクラスメイトの名前から覚えていこう!


「ーーおい」

「......なんだい、さっきまで黙りしてた風さんや、私は今どうやってぼっち回避できるか考えるのに忙しいんだよ」

「ぼっち回避?...っくく...何言ってんだよお前、そんなことに1時間費やしてたのかよ」

「そんなこととは失礼なっ!.............ん?待って風、今1時間って言った?」

「おう、もう授業とっくに終わってるぞ」

「な...なんですとー!?」


マジかー

初日のガイダンス聞き逃しちゃったよ...


「放心状態の所追い打ちをかけるようだが、次の授業体育だぞ?」

「なんと!」


急いで着替えなければっ‼︎


ガバッと机から顔を上げ、急いで鞄から体操着をだそうとしたためー


ガシャーン..........


「あちゃーー」


筆箱をひっくり返してしまった。


「もーこんな時にー」


落ちたペンなどを風と一緒に拾う。


あらあらペンがあんな所にも...


遠くの方へ落ちたペンを拾おうとした時ー


「ーーはい、」

「ーほらよ」

「あ!ありがとう!」


親切な人たちがいるもんだ、と何気無く顔を覗いた。その瞬間、私は固まってしまった。


「ふ..........双子?」

双子登場!


ちなみにクラスの席順は


○○蓮珱○○

○風晃○○○

○○○○○○

○○○○○○

↓↓黒板↓↓


です。

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