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2.キャラ設定

キャラ設定になります。

なんの種族を選ぶのか?



 白い部屋にニ人だけで立っている。

 ログインをするとキャラメイクフィールドに降り立ち一番最初に身体(アバター)が決まる。

 次に名前を入力して種族を決める。



『まず、脳波パターンから性別を認識いたします。しばらくお待ちください』



 脳波から性別を認識するなんて、凄い科学力だなーと考えつつ、1分待つこと。



◇ ◆ ◇ ◆ ◇



「どう見ても女の身体(アバター)じゃねぇか……」



 声も女の声になってるし。


 VRMMOでは普通はプレイヤーと身体(アバター)の性別が変えることは出来ない。

 しかし、性別判定を脳波パターンで行うため、ごく稀に異性と判断されることがあるらしい。



「もしかして、俺の精神は女寄りだった……?」



 女の身体になっており、見た目は10代後半ってところだ。金髪で可愛い方に分類されるだろう。もし今、ログアウトすれば作り直しが出来るが…………



「まぁ、このままでも面白そうだからいいか!」



 鷹野は、ポジティブだったから気にしないことにした。今のアバターは可愛いのもあるだろう。



『では、次は名前の入力をお願い致します』



 目の前に【入力してください】とキーボードが出てきた。

 そうだな……、女性の姿だから『リリィ』とかでいいかな?リ…リ…ィっと入力して……



『【リリィ】で間違いはありませんか?Yes/No』



 次は【Yes/No】が出てきたから【Yes】を押して……



『最後に種族を決めます』



 ふむ、次は種族か。何があるんだろ?ウィンドウが目の前に出てきて見るとこんな種族が紹介された。



 ◆ヒューマン族◆


 言葉通りに人間だ。ステータスの全てが平均的で弱点は無いが、長所もない。初心者向けとも言えるし、やりようによっては上級者向けともいえる。



 ◆亜人族◆


 いわゆる獣人だ。種類も多く人気がありそうだ。獣要素を何段階かで調節できるようで、最少なら尻尾と耳だけ、最大ならほとんど立った獣だ。


種族名



ワーウルフ(狼獣人)



ワーキャット(猫獣人)



ワーフォックス(狐獣人)



ワーラビット(兎獣人)



 の四つから選べるようだ。

ワーウルフはSTRとVITが高め。

ワーキャットはAGIとMDFが高め。

ワーフォックスはINTとMDFが高め。

ワーラビットはAGIとDEXが高め。

 というようになっている。



 ◆エルフ族◆


 エルフ族は二つの種類に別れる。



エルフ……耳が長い種族で、森の守り人となっており、精霊魔法が使える種族である。INTとMDFが高め。



ダークエルフ……元はエルフだったが、森の守り人から離れ、精霊魔法を捨てた黒い肌を持ったエルフである。精霊魔法が使えず、INTはエルフより低め。そのかわりにSTRが高めになっている。



 ◆ドワーフ族◆


 ドワーフ族は力強く、鍛治が得意と言われている種族である。ドワーフはAGIが低めだが、STRとDEFが高め。ドワーフなので、普通の人間より身長が少し低い。



 ◆ドラゴニア族◆


 竜人とも呼ばれます。身体中に鱗があり、ドラゴニア族はDEFとMDFが高め。防御に優れた種族です。スキルレベルを上げてMPが増えればブレスも使えるようになる。




 ふーん、この四種類から選ぶのか……あ、最後にランダムがあるぞ?



 ◆ランダム◆


 どの種族に当たるかはわかりません。だが、抵確率ですが、レア種族に当たる可能性があります。だが、種族を選んだ後に作り直しをしてもこの『ランダム』は出てきません。一回だけのチャンスとなる。




 おぉっ、レア種族か……、まぁレアじゃない種族でもどれも良さそうだから、やってみるか……?



 鷹野は少しだけ悩んで、ウィンドウの【ランダム】を押すことにした。



『ありがとうございます。では、スキルは【始まりの街】に着いた後に種族に合うように三個セットされます。スキルが合わない場合は、スキル屋で買うことが出来ます』



 スキルはランダムに決まってしまうみたいだな。でも種族に合うようになっているからそれほどに困ることは起きないだろう。



『他に質問があれば、どうぞ』



 いや、今はいいや。



『質問はありませんね?もしわからないところがあれば、ウィンドウのヘルプを押してください。では、【始まりの街】に送ります。『Garden World Online』をお楽しみ下さい』



 キャラ設定も終わり、キャラメイクフィールドから【始まりの街】に送られた……



◇ ◆ ◇ ◆ ◇



「うん?ここは【始まりの街】か……」


 ここは広場にある噴水の前だった。周りにはちらほらとプレイヤーらしきの人がいた。だが、鷹野……いや、ここでは、リリィだった。

 リリィは、違和感を感じていた。こっちを見ている人もいた。だが違和感はすぐに気付いた。

 目線が低い。つまり、身長が小さいのだ。


「どういうことだ……?」


 気になったリリィは、後ろにある噴水を覗き、容姿を確認したら…………






「なんだこりゃ!?」






 リリィは女の声だが、広場で大きな声で叫んでしまった。驚いて叫んでしまったのは仕方がないと思う。


 キャラメイクフィールドの時の身体は普通の身長であった女性の身体だったはず。

 だが、今のリリィの身体アバターは……………、少女になっていたのだ。

 金髪で幼さを持った顔になっており、まさに美少女のようだった。


 変わっていたことに驚いたのは仕方がないよな?と思うリリィであった…………





種族は次にわかります。

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