楽しい夏休み
よろしくお願いします
小学生のジュンは、夏休みになり、両親がたまには子ども抜きで
旅行したいというので、一週間、父親の故郷の爺さんちに預けられる
ことになった。
ジュンは、毎日、ゲームをしていたので、それさえできれば、どこに
いようが気にしなかったので、ゲームを持って田舎の爺さんちに行った。
「よく来たなジュン。スイカ食べるか」爺さんはニコニコしている。
「あっ、ああ。あとでね」
攻略型のゲームをしているジュンは、ゲームに必死で爺さんの顔は見ない。
ジュンは、ゲームを好きだが不器用なのか、しょっちゅうゲームオーバーに
なる。その度にリセットしている。イライラしてくるがしかたない。
リセットして初めからやり出せば良い話なのだ。
「ご飯の用意できたよ」婆さんが、呼んでくれる。
食卓には採れたばかりの、新鮮な野菜サラダとかが並んでいる。
都会では味わえない物ばかりだ。
「えっ、今いい。ゲーム終わってからね」ゲームに集中しているジュンの目は
血走っている。
そんなことが数日あって。
「おいジュン、ゲームばかりしてないで、たまには外で遊ぶんだ」
爺さんがゲーム機を取り上げようとする。
「何すんだ、爺ぃ!」
ジュンは、思わず悪気はないが、爺さんを力いっぱい蹴飛ばした。
すると爺さんは、よろけて柱に頭をぶつけて動かなくなった。
しばらくしても動かない爺さんを見て、ジュンは、
せっかくリセットしてやったのに、再起動しないポンコツだなと思った。
あっ、こいつ人間だった。まあゲーム終わってから爺さんのこと考えれば
良いやとゲームから目を離さないジュンだった。
読んでくださって感謝です




