慟哭
掲載日:2026/05/12
妹が帰ってきた
なんやかんやで、服を着替えた
最後に、お別れをして欲しいと箱を開けた
保冷剤の中の君
撫でようと、中の君を動かしたら、微かに動いた
弱々しながらも、キャンと吠えた
慌てて抱き上げ、声をかける
体は冷たいが、確かに震えている
動いている
私は冷たい体を少しでも早く温めるため、急いで抱き抱えた
名前を呼んで、撫でた
そんな夢を見た
夢を見ていたのだと、目を覚まして気づいた
誰だよ、こんな残酷なことをしたのは
酷いよ
ああ、やっぱり私は、まだ君に生きていてほしかったんだなあ
3時間前まで温かかったクッションは、もう冷たい
共感してもらえると、少しは慰められます




