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J 愛を知らぬ娘

私は好意と愛の違いが良くわからない。

女の子も好きだし、男の子も好き。

そうでない人も好きだし、無機質も好き。

形あるもの皆好き。

私の愛を受け入れないのならそれはいらない。

自分のことは嫌い。

勝手に愛して勝手に傷つくそんな自分が大っ嫌い。

か弱くて、何も出来ないような子が寄って来ては、

私の愛を啜り、強くなって離れていく。

それを繰り返す。

命を投げ出してでも私を助けに来てくれるヒトは居ないの?

私を異端として扱うような奴らしか居ないの?

ほら私はここに居るよ。

こっちにおいで。

私の本当を見てくれないならアナタはいらない。

私は愛を求めては生きられない。

お前を殺してでも奪いたい。

私はアナタが出来ないことを全てこなすことだって

完璧を演じ続ける事さえ出来てしまう。

アナタは真似ばかり、鸚鵡(おうむ)返ししてくる。

アナタが嫌いだナツキ。

アナタを想ってしまった私が大嫌いだ。

2度と私の心に触れないで欲しい。

アナタはそれでも汚ならしくすり寄ってくる。

私から見たアナタはもう弱く何も出来ない子じゃない。欲に溺れた淫婦のように見えてしまう。

穢らわしい笑みに私は吐き気を覚えた。

私の事は平気で罵るアイカやハルカのようにならないで欲しかった。

それでも私はお前が私の元に戻ると信じてしまった。

私は馬鹿な女。

心から愛してくれる人が欲しかった。

互いの足りないところを埋められる王子様(ヒト)がいつか迎えに来ると今も待っています。

私は元気です。

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