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星に願いを

作者: 檸檬

眠りに落ちるときグラリと時空がゆがんで行く


夜空に流れる川に浮かぶ舟に乗るように


あの彼方への扉を 星はもっている


こころの扉を開けて


満天の星を見上げる


あのひとより美しいものはきっと星の数ほどあるけれど


心に映るあのひとは星よりもかがやいている


実直に走る汗が太陽に照らされて


ただその光の中にわたしも溶け込みたくなった


命みたいな水が瞳から零れた


あの光がなければ彷徨っていただけ


言葉は身体という殻を破って


羽をもって旅をする


わたしの心に水辺はありますか 


灼熱に羽を休めるなら空を映す水辺がいい


白波がたっていない


多くの葉で覆われていない


あの鏡のような泉は小さな自分を映すから


あのひとの瞳の中に星が微笑むように映ったなら


星が持つ扉をわたしも欲しいと願ってみよう









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― 新着の感想 ―
[良い点] 遥かな時空を超えて届く星の光は、扉のようなものかも知れないですね。夜空に流れる川に浮かぶ舟に乗るように、という冒頭の表現から惹き込まれました。 太陽もまた星の一つであり、扉ですね。そして…
[良い点] ぼくにもかつて・・・ そんな素敵な人がいました。 いまも大切な人・・・どうしても、忘れられない、 そんな人が♪ m(_ _)m
[一言] 七夕ですねー。
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