表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/182

何が大きいって? どうして姉なのに負けてるのか……。

「いけませんアレクシア様。 貴方は王女で私は平民です。 今回はあまりにも無謀でしたのでお声がけいたしましたが、これからは王女様方と交流を続けようとは思っておりません」


 立ったままピシャリと言い放つ。

 出会ってしまったからには気にはなるけど仕方ない。

 お城や学院での生活なら死亡ルートはほとんどないから、明らかな戦争ルートにでも入らない限りは関わらないつもり。

 だってラスボスだよ、ボク。


 それにボクより大きな女性に「お姉様」って言われても。

 何が大きいって? 

 背の高さはだいたい同じ。二人共細身で双子なのにアレクシアの方が大きいのはなぜだっ?


 アレクシアが(ボクも)頭の上に「ガーン!」なんてものが見えそうな顔になって周りが慌てる。

 シルクとエリナリーゼ様はこちらの真意を伺っているのかな?

 アクセルとルッツは弱くなかった。きっと残りのメンバーもボクが思っている以上に強いんだと思う。

 そもそもバッドエンドの半分以上はユフィーリアの嫌がらせによるものだから、いなければ揃ってハッピーエンドを迎えるのも無理な話じゃないのかな? って。


「お待ち下さい。 アレクシア様は貴方との時間を望んでおられます。 それに貴方ほどの方をこのまま放置してはおけません」


「お詫びの品を〜」とか「爵位を〜」とか「騎士団に〜」とかバグってるアレクシアを抑えてエリナリーゼ様が質問してくる。


「せっかくですがお金には困ってませんし、地位とか名誉とかあまり興味は無いです。 せっかく自由なのでわざわざ無くす選択をするつもりもありません」


 みんな驚いてるけどシルクは驚きすぎ! いつもは鋭い赤い目がまんまるになってるよ。

 まぁ王位しか目にない人はそうなるのかな。でも今の生活に不満ないし、貴族とか義務とか面倒だしねー。


「では……」「では……」「では……」…………………。


 平民から見たら夢の様な話が出ているが、異世界ドリームキター( ´∀`)とはならない。

 今のところ自由を売る予定はないよ。ぽけーって過ごしてたいからねっ。


「そうですか……、わかりました。 ですが日をあらためてもう一度お話する機会をいただけませんか?」


 小さくため息をついて了承する。

 面倒だけどエリナリーゼ様の提案だし、終わらないならお金だけでも頂くかな?


 連絡はギルドを通じてもらえる事になり挨拶して退室する。

 「お姉様〜。 またお逢いしましょう〜」とか、言ってるアレクシアに小さく手をふる。


 可愛い妹か……。

作品を読んで頂いてありがとうございます。

面白いと感じてもらえたら、いいね、ブックマーク、☆評価お願いします。


至らない点が多数あると思いますが減らして行けるように頑張ります。

作品は今後も加筆、修正あります。

投稿は不定期です。


先に閑話的作品を投稿して……と思ってたんですが、本編と大幅にズレてきたので書き直しか別の作品になりますね。

一緒に読んで評価いただけたら嬉しいです。

本編の執筆が忙しく更新は止まっております


https://ncode.syosetu.com/n2673im/



挿絵(By みてみん)

カスタムキャストでイメージを作ってみました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ