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カトレアだって教官がしたいっ

(冒頭、前話の続きです)


「ユフィ。 じゃ、今日はみんなで一緒に……?」

「しないしっ」

「なら、パウラだけ貸そうか?」

「要らんわっ」



 ……………


 

「はいはーい、今日の講義にも特別ゲストをお呼びいていまーす。 パウラ様の妹でぇ、カティア様ではなく第二騎士団のドラゴンナイト。 レッドグラント家三女のカトレア様でーす!」


 パァァァァァァァァン。

 突然の花火。

 登場曲&スモークの中から現れたのはフリフリピンクのミニスカートの魔法少女の衣装に身を包んだ、清純派美少女のカトレアだっ!

 これは聞いてない。


 うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

 ヤバイヤバイヤバイ。

 男子諸君の反応がやばすぎるぅ!!

 あっちでもこっちでも同じ様に好きなんだねぇ。

 ミネルバめっ、とんでもない物着せてきたなぁ。

 スカートの中はカボチャパンツだから見えても平気っ!

 


「みなさーん、今日はよろしくお願いしまーす!」

「うぉぉぉぉ」「カトレアちゃーん」「愛してるー」「…………」「……」「……」

 

 一部の女子は引いちゃってるよぉ。

 でも、かわいいなぁ。 憧れる。

 ボクも着たいなぁ。


「次の曲はぁ、魔法少女にミルクキャラ……」「カトレアぁー、講義……」

「あれー? あと三曲歌った後と書いてあるですが?」

「それは、また今度にしようか……」  


 おいミネルバ、何やらせてんだよ。ってか、完璧じゃん!



「はい、わかりましたです。 では、次はですねぇ……。 お前ら、私がいないからって腑抜けてんじゃねぇぞ。 もう一度しごき直してやるからよ。 まずは、身体強化無しで素振りだ。 死ぬまで振れ。 死んでも振れ。 出来なかったら殺す」

「えぇぇぇぇぇ?」「そんなの嫌ぁ」「できなーい」


 バシっ、バシッ、バシィッッ。

 魔法スティックでお尻叩かれてる。


「口答えは許さん。 文句のある奴はお仕置きだ。 です。 返事は?」

「はい、パウラ教官!」

「カトレアです!」

「はい、カトレア教官!」

「…………」(パウラめっ……)

「おい、なにしてる? ユフィお前等もだ。です」


 今日もですか? そうですか。



「えーっと、動きが鈍ってきたら、回復効果をつけてお尻を叩く。 倒れたらお尻をたたく。 反抗的ならねじ伏せる。 たまに労ってやれ。 ふむふむ。  カトレアお前もだ。 ふむふむ…………。 ええぇぇぇぇ?」


 カトレアもですか? ですよねぇ。



「ほらほら、体の軸がズレてるですよ」

「はい、カトレア教官!」

「握りが甘くなってるです。 振り終わりにぎゅっと絞るです」

「はい、カトレア教官!」

「力入りすぎです」

「はい、カトレア教官」


 これまた破壊力高いな。

 みんなまっ赤になってんじゃん。

 

 バシィィィィ。


「身体強化禁止です。 ズルはイケナイのです。」

「ありがとうございます、カトレア教官」



「10分休憩です。 皆さん、手に回復付与は出来るですか? しっかりと各筋肉を揉みほぐしてくださいです。 出来ない人は私とユフィ様がやるですね」

「カトレア教官、出来ません」「俺もー」「わたしもー」「……」「……」「……」「……」「……」


 ドゴォォォォォォォン。

 わざと激しく雷を落として身に纏う。


「はぁーい、出来ない子はどこかなぁ? おねぇさんが、やさしーく、やさしーく、癒やして・あ・げ・る」


 ほぉーら、とびっきりの笑顔だよー。

 なんで、逃げるのかなぁ?

 フフフフフフフ。



「残りの時間は掛り稽古です。皆さん、一度は私の所に来てくださいです。 待ってる時間は空いてる人同士で手合わせしてくださいです」


 正統派剣術で戦う魔法少女もなかなかに珍しい。

 みんながカトレアにいいところを見せようとよく動いていて、カトレアも的確に悪いところを直していく。

 今はアイシャが手合わせしてるけど、ほぼ互角の立ち回りをしている。



 そして今回もしっかりご褒美が用意されている。 


「これからも、頑張ってくださいです」


 カトレアが頬を優しくタッチして、おでこに口づけをする。  

 かぁぁぁぁぁぁぁ、萌え死ぬー。

 もうみんなデレデレだよぅ。

作品を読んで頂いてありがとうございます


至らない点が多数あると思いますが減らして行けるように頑張ります


面白かったな。続きがきになるな。と思っていただけたら評価ブクマお願いいたします


作品は今後も加筆、修正あります


投稿は不定期です


先に閑話的作品を投稿してます、一緒に読んで評価いただけたら嬉しいです


本編の執筆が忙しく更新は止まっております


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