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まだ死ねない理由が俺にはある、  作者: サバミソニ
1/1

観察、監視、管理、

ここしばらくの間、悪の組織、人外同盟は活動が減少し、鎮静化している。また、それに合わせて、ヒーロー達もボランティア活動に励んでいる。それに対して近年、打って変わって精力的なのが魔法少女組と異世界の魔物との戦いだろう。


ここ最近は異世界の扉が縮小した為、平和な日々が続いていたらしいが、どうやらまた異世界の扉が開き、そこから魔物が大量に流れ出ている様だ。


………まぁ、それも私がやったのだが、これにより、異世界からより多くの魔物が流れてくる事で私が異世界に行くよりももっと効率的に不老不死研究に役立つ魔物が私の下に届くだろう。恐らく、前よりももっと研究速度が向上するに違いない。


その為にも魔法少女達にはもっと活躍してもらおう。だが、魔法少女一辺倒だと異世界の扉をさっさと破壊されてしまうから、改造人間と人外同盟にもテコ入れしておこう。老朽化した身体に改造人間は苦しんでいるだろうからな、拒否なんて出来ないだろう。


それに人外同盟のリーダーは私に恩義があるからな、断る事など出来ない。それに、もう次の『献上品』は用意してある。


さて、次は…………そうだな、今回、新しく手に入れた研究サンプルでも試してみようか。人体への影響が解れば、何と組み合わせるべきかも恐らく、解るだろう。これで私の不老不死研究が加速する筈。


では行くか、そう思って研究サンプルを手に取った時、ドアを開ける音がした。咄嗟に手に持ったサンプルを背後に隠し、振り向く。


この足音は御幸だな、緊急出動になって慌てているといった所か。そんな予想は的中していたのか、目の前に魔法少女の格好をした人間の方の娘、花咲御幸が映る。


慌てた様子で私の焼いておいたパンを咥え、他にも沢山用意しておいたパンや菓子をバッグに収納した娘に私は穏やかな声で話しかける。


「ハッハッハ、そんなに慌てても良い成果に繋がる訳じゃないぞ、ゆっくりで良いから確実にな」


「ムグムグ…お母さん、わかった!!」


咥えていたパンを手を使わずに素早く口の中に入れ、リスの様に頬張ってしまった娘は口の周りに食べかすを散りばめながらそう答える。


私は素早く、研究サンプルを娘に見られない様にポーチの中に仕舞い、娘に近寄り、そっとハンカチで口の周りを拭ってやる。するとこれだけの事で喜んだ様子で私に抱きついてくる。その衝撃で私は地面に倒れ込む。


「お母さん大好き!!!」


そう言いながら私に頬擦りする。正直、身長が対して変わらない為か、抱きつかれると痛いが、気にしないでおこう。それよりも本当に単純な奴だ。こいつはまだ、真実の一端にすら、辿り着いていないだろう。


まぁ、そんな事はどうでも良い。不老不死研究の前ではそんな事はどうでも良い事だ。取り敢えず、娘を引き離す為に背中を軽く叩き、話しかける。


「おいおい、そろそろ、離れてくれないか?一応、言っておくが、私にも限度というものがあってだな」


「へ?」


「そろそろ、お前の顔面に胃袋の中身全てぶち撒けそうだからとっとと離れろ」


「あっ!お母さん、ごめんなさい!!今どくね!」


そう言って慌てて、娘は私の上からどいた。………私もこんな事で吐かないが、そう言っておいた方が都合が良いからな。取り敢えず、起き上がってから、娘に尋ねる。


「ところで緊急出動で呼ばれたんじゃないのか?ほら、今も、携帯がピピピと鳴っているが」


「あー!!!そうだった!!お母さん、行ってきます!!」


思い出したかの様に大慌てで、玄関へと駆け出して行き、玄関のドアを開け放ち、私が返事をする前に旅立って行った。まぁ、何時もの景色だな。


そんな景色を見届けてから私は研究サンプルをポーチから取り出し、実験の対象を模索する。出来れば、実験されたとしても誰も気付かず、また、抵抗出来ない様な個体の方が望ましい。


今日は不老不死研究の新たな一歩になる。そう考えて私はフッと微笑む。

さばにちは!

どうも皆さん、サバです!

という事で、今回、今まで適当に作ってきた産廃と同じくラフな感じで作らせていただきました、この作品は私の知る中でもかなりのクズ作品となっております!考えている内にあれも欲しいこれも欲しいと積み上げるだけ積み上げたさながら扶桑型戦艦の艦橋の如き、作品になりました!是非、楽しんでいって下さいね!

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