命令20
「美穂には負けたよ、USBも取られて俺を学校に連れ出して……」
「ね? 別になんて事ないでしょ、そんなのなくたって」
「そうだね、ただどうだろ? 俺が捻くれたやり方しなかったら美穂は俺と付き合ってたかな?」
「うーん、どうだろう……」
「それだと山瀬ともしかすると付き合ってたかもしれないな」
「でも現に私は貴樹君と付き合ってるでしょ? それが大事じゃない?」
「まぁそんなもんなのかな?」
「うん、難しい事考えるとまた貴樹君の悪い癖が出るから良くないよ」
「それにしても美穂は俺にいろんな事されてよくまだ俺を好きでいたよな? とっくに山瀬と仲良くなってたと思ってたのに」
「随分山瀬君を引き合いに出すねぇ、でも私貴樹君以外と付き合った事ないし私一途だって言ったでしょ? 貴樹君の事好きになろうって自分に思い込ませてたら本当に好きになっちゃったのかな、それに貴樹君放っておけないし」
そして私達は教室に入った。
「へぇ、藤原久しぶりだな、なんか少し印象変わったなぁ」
「やぁ山瀬、いきなり絡んでくるなよ」
「月乃、本当にこんな奴でいいのか?」
「うん、私やっぱり貴樹君の事好きみたい。 山瀬君の気持ちには応えられないのは申し訳ないけど…… 」
「もっと早くに俺も月乃に告白していれば良かったと思ってるよ」
「甘いな山瀬、こいつは普通に告白してもダメだったと思うぞ? 彼氏なんか作る気なかった奴だし、俺みたいに強引に行かないと」
「貴樹君、人の弱味を握るのはちょっと違う気がするけど?」
「そうだな、藤原の真似はなかなかできないな」
「でも貴樹君が少しはまともな人間になれるようこれからは私がついててあげるからね!」
「はぁ、前と逆だな。 こっちが調教されてる気分だ」
「仕返しも含めてるからね! でも私は貴樹君みたいに非人道的なやり方はしないから安心してね」
「あはは、そう言われるとなんか怖いな」
「藤原、お前月乃に何させてたんだよ……」
「あー、それはな」
「ダメだよ、そんなの言っちゃあ! ろくな事しなかったんだから秘密!」
「ああ、これをネタにまた美穂をいいように出来るかな?」
「ほら、またそんな事言う! して欲しい事あるならそんな考えになる前に私に言ってよ、出来る限りならするから」
「はいはい、わかったよ」
そして私達は学校から帰ると貴樹君の家に行った。 私は貴樹君の彼女ですと貴樹君の家族に紹介してもらい、貴樹君は両親を見返してやるとやる気を出してくれた、挫折しそうになったら私が貴樹君を助けてあげる。 だから貴樹君も私が何かあったら助けて欲しいな。
ううん、そういう2人になろうと思った。
貴樹君は意地悪だからなかなか素直にならないけど私にはちゃんとした笑顔を向けてくれるようになった。
だからこれからもお互い助けあって行こうね?
fin
ここで完結とします。 実は12月初旬から中旬にかけて繁忙期の真っ只中でろくに書けませんでした。
なので新しく小説を書けるとしたら下旬以降になってしまいますがどうかその時は見てやってください。
新しい小説は少し空いた時間にでも書き溜めておいて投稿すれば無理なく書けると思ったのでその予定です。




