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少年に恋した魔術師  作者: にゃんまげ
=Chapter2=魔術師の戦い
8/8

●1●逃走という敗北


1時間程戦っただろうか私はそろそろ体力と魔力の限界だった。しかし、男は全く疲れているようには見えなかった。そうか、なるほどね・・・。


「やっと分かったわ・・・。自分用の結界を張ったのね、魔力と体力回復の。」


「あぁ、私は君が来る前からいたからね。ずっと張らせてもらってたよ。」


「あなた・・・力を手に入れて1日でこんな大結界が張れるなんて・・・。何者よ・・・。」


私は確かに戦闘経験は全くなかった。でも魔術師としてはあいつよりも経験はある!なのになんで!たったの1日しか魔術師をやってない奴に勝てないの!


「そろそろ終わりにしよう。この世界に、魔術師は私だけで十分だ。」


「私が堂々とやられると思ってるの?」


「その様子では魔法も使えないだろう。他にできることがあると言うのか?」


「えぇ、あるわ・・・それは逃げること!!!今後の学校生活をどうするか考えながら過ごしなさい!!!」


___テレポート!!!___


この魔法は最大100mしか瞬間移動出来ない。しかし!学校の外には出れる!

逃げる先は・・・。


【その頃、赤城優太は・・・。】


昨日と今日で信じられないことがいくつも起こった。正直、冷静でいられる俺がすごいと思う。

・・・大丈夫かな、詩菜。最後に言ってたあの言葉が、まだ頭から離れない。


「大好きだよ・・・。再会できてよかった・・・。」


再会・・・か。過去に詩菜に会ったことなんてあったかな?小学生の時の記憶は結構残っているんだが、流石に幼稚園の時となると思い出せない。


その時、窓がノックされた。なぜだ?ここは二階だぞ?

そう思いながら窓に寄ってみると人影が見えた。


「優太お願い!開けて!」


詩菜!?俺は窓を開けた。すると、外から詩菜が飛び込んできた。そして、詩菜は泣きながら俺に抱きついてきた。


「ごめん、私が無能で未熟だったから、倒せなかった。逃げてきちゃった。本当に、本当にごめん!」


「・・・俺が一番望んでいたのは詩菜が生きて帰ってきてくれたこと。それが一番嬉しかった。」


「優太・・・。」


「相手がどんな事を言っていたかとか、どんな奴だったかは後で聞くよ。今は、ゆっくり休んで。」


「手、繋がして。その方が魔力の回復がはやくなる。」


「え?そうなのか?」


「そんな気がするだけ。お願い。」


俺は手を差し伸べた。そして詩菜はその手をぐっと握った。そして目を瞑り、俺にもたれかかった。


「俺が魔法を使えたら、詩菜がこんな目にあうこともなかったのにな。」


俺も寝ることにした。明日も学校があるからな。

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