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少年に恋した魔術師  作者: にゃんまげ
=Chapter1=魔術師との出会い
4/8

●3●詩菜と優太


いつからだろうか。俺は城崎詩菜のことが好きになっていた。しかし、この気持ちは初めてではない。過去に一度あった記憶があるが、でもなぁ、小学校に入ってからそんなことはなかったと思うしなぁ。幼稚園の時なんか全く覚えてないし。親とかだったら覚えてたりするかな?


「赤城君、部活いかないの?」


「え?あぁ、城崎は行かないのかよ。」


俺は掃除をした後、カバンに手を突っ込んだままボーっとしていた。

それを見て城崎は気になったんだろう。


「私は・・・、うぅん、そうだね、私も行かないと。」


そうは言ったものの、城崎は動かなかった。もしかして、待ってくれてるのか?いや、そう思うのは早いかな。・・・ききたかったことがあるんだった。


「城崎、俺、前から、結構前から、気になってることがあるんだ。」


「・・・なにかな?」


城崎は笑顔でそう言った。


「その・・・こんな俺にさ、出会った時から毎日話してくれるのが不思議に思って。最近は女子ともあまり話してないだろ?」


「それは・・・・・。」


詩菜はどうやら言葉が出てこないようだった。ここは俺から言うべきなんだろうか。


「優太のことが、好きだから・・・かな。」


「ん・・・!!!!」


どうしよう、恥ずかしくて何も言えねぇ・・・!


「・・・お、おれもだよ。」


と、しか言えなかった。突然のことすぎるだろ!駄目だ、今はまともに話せそうにない。


「し、詩菜!続きは帰りにしよう!今は何も言えそうにねぇ。」


「あ、うん。私も。先部活行くねっ。」


いや、もう、俺たちが2人のときって都合よく誰もいなくなるんだろうか。そっちの方が好都合だからいいんだけど。


・・・都合よく・・・こんなこと何度だ?


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