第四話 印象と裏
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私は友人と一緒に防犯グッズを家に取り付けていた。
友人「それにしても…この村の住民は優しいなぁ…」
私「優しいよ…そうだきっと優しいに決まっている!」
私は友人にやや怒りながらそう言い、友人は突然私に怒られたことにより驚いていた。
友人「どうしたんだよ…少し休んだ方がいいと思うぞ…ほら、休んだ休んだ…後はやっておくから…」
友人は私を心配してくれた様子で半ば強制的に家の中に入って休むように言った。
私「ごめん…少し休むよ…後はお願い…」
友人「分かった…ゆっくり休めよ」
友人は私を家に入ったことを確認し、防犯グッズを取り付ける作業の続きをした。
友人「一体…あいつに何があったんだよ…」
しばらくして、購入してきた防犯グッズを全て家に取り付けることが出来たので、近所を散歩することにした。
友人「それにしても…この村は住んでいる人達が高齢者が多いな…若者をあいつ以外この村で全く見かけないなぁ…」
友人はこの村の事を考えながら、しばらく歩いていると前から複数人の高齢者の住民が歩いてきた。
その住民達の会話が聞こえてきたので、友人は聞くことにした。
住民1「それでね…この前近藤さんが鎌を持って草刈りをしていたのよ…」
住民2「やだぁ…怖いわぁ…だってあの人5年前にこの村に引っ越してきたのでしょう…」
住民3「そうそう…村の外から来たから何を考えているのか分からないわぁ…本当に怖いし、そもそも何でこの村に引っ越してきたの?」
住民2「もしかしたら…何か犯罪を犯して住むところが無くなったからこの村に来たのかも…だからいつも無口で不機嫌なのかも…」
住民1「きっとそうだわぁ…そうに違いないわ…本当…怖いわぁ」
住民2「そうそう…噂があるのよ…最近引っ越してきた男の人が居るでしょ…あの人愛想が良さそうだけど何か裏がありそうじゃない?…あっ…」
友人は、複数人の住民と目があってしまった。
住民達は、唐突に満面の笑みでこちらに挨拶をしてきた。
友人はこの村は、住民同士の結束力は高いが村の外部から入ってきた人達には信用をせずに、裏で悪口ばかり言うので、この村の印象は悪くなった。
友人「この村は、表向きは優しいが裏では悪口を言うのか…てか、外部から入ってきた人にはかなり厳しいのかよ…あいつ大丈夫なのか?」
友人は、防犯グッズを買ってきた前と後の反応が大きく違っていたことを不審がっていたが大丈夫だろう…と考えた。
気がついたら日がかなり傾いて空が暁色になっていた。
友人は、急いで家に戻った。
この村は、外部から入ってきた人には厳しいのか…
友人は現代社会では、多そうな事だなと考えた。
友人(もし、もしもあいつが住民から嫌がらせを受けて思い詰めて…何か突拍子の無いことをするのか…?あいつは、信じていた事に裏切られるとすぐに人間不信になってしまうからな…否…きっと大丈夫…大丈夫だからこの事は忘れようと...)
友人はこの事を忘れようとした。
だが…何故か胸がモヤモヤし、何か嫌な予感が友人を襲ったが、必死に別の事を考えてこの不気味な感じを振りほどこうとした。
続く




