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《近々コミカライズ発売予定》道にスライムが捨てられていたから連れて帰りました  作者: イコ


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ドロップ品の鑑定結果は?

 先週はご近所ダンジョンさんで灰色オークを倒すという死闘を繰り広げました。

 さすがに疲労が溜まっていたところに、矢場沢さんの誕生日プレゼントを用意したりもしていたので、時間がありませんでした。


 レベルが上がったおかげでしょうか?前よりもミズモチさんがダンジョンに行かなくても、萎んでしまうことが減りました。

 ミズモチさんもパワーアップしているということなのでしょうね。


 週末は、ミズモチさんとどこかのダンジョンに行くため、冒険者ギルドに来ました。

 その前にドロップ品の買取りをしてもらうためにカリンさんのショップを訪れました。


「おっ!アベさんじゃん。最近はあんまり来ないからくたばったのかと思ったよ」

「縁起の悪いこと言わないくださいよ」

「いや、実際にアベさんが持ち込んでくる商品って、質がいいから絶対高ランクダンジョンに内緒で入っているだろうってユイと話してたんだよ。そこに来て、A級ダンジョンの調査をしたっしょ?」


 どうやらカリンさんにも、私がご近所ダンジョンさんに入っているのはバレてしまったようです。


「ボスしか出ないダンジョンに入り浸る初級冒険者。

 その活躍は目覚ましく、ソロなのに高給取り。

 結構冒険者ギルド内じゃ話題だよ。

 しかも、受付にいかないで、わざわざインフォメーションのユイのところに持ち込むもんだから、絶対ユイ狙いだって皆で噂してるし」


 えっ?そんな噂されているんですか?確かに、ユイさんのことはお気に入りです。

 専属って言ってくれて、色々と良くしてくれるの助かっています。

 ですが、私のようなオジサンがユイさんと噂になるなんて烏滸がましいとしか思えません。


「ハァ~その顔は、ユイに申し訳ないとか思ってそうだね」

「ええ!なんで分かるんですか?」

「いやいや、メッチャ顔に出てるから」

「私って顔に出るタイプなんでしょうか?」

「しらんけど」


 カリンさんは、サバサバ系女性なので、こちらとしても話しやすいですね。


「それで?今日も買取り?」

「買取りというか、鑑定をお願いしたくて」

「へぇ~珍しいね。アベさんが鑑定だけって、そう言えば前の守護のネックレスは?」

「同僚の冒険者にあげてしまいました。モンスターパニックで使った物でしたが、効力はまだあると思いますので」

「ふ~ん。太っ腹だね。あれ一個売るだけで100万ぐらいだったのに」

「まぁ使っているので、そこまでの価値はないでしょう」

「それもそうだね」


 私は懐から指輪を取り出しました。

 ご近所ダンジョンさんで灰色オークさんがドロップした物です。


「指輪タイプは珍しいね。ちょっと待ってて」

「はい」


 私は久しぶりに店内をゆっくりと見て回りました。

 オークナイトや、スケルトンファイターを倒したことで、今年いっぱいの年収を軽く超えています。

 ミズモチさんの食費は十分に稼げているので、週末にミズモチさんの魔力補給が効率的に行えるダンジョンに、帰りに寄れたらいいですかね?


「アベさん!!!」


 カリンさんが慌てた様子で私を呼びました。


「はい?」

「こっ!これ、とんでもないものだよ!」

「えっ?」

「これね。所持者専用アイテムなんだよ。

 しかもドロップを拾った者しか使えない。

 所持者が死ねば自動的に消滅する特殊アイテムだ!」


 カリンさんが慌てています。

 私にはイマイチ凄さがわかりません。

 結局は、私が拾ってしまったので、私しか使えないアイテムってことはわかりました。


 それの何が凄いのでしょうか?


「全然わかってない!こんなアイテム見たことがないんだ。聞いたこともない!」

「えっ?」

「いや、専用アイテムっていうのは見たことがある。

 だけど、こんな所持者固定なんて初めてで、鑑定しても……能力が不明なんだ」

「能力不明?」

「ああ、アベさん専用アイテムって鑑定結果が出て、説明に所持者が死亡した場合は消滅って、説明が出るだけなんだよ!こんなの初めてだ」


 興奮するカリンさんに、これが凄く貴重な物だと説明を受けました。全然ピンと来ません。

 能力不明ということは、使い方がわからないということです。ですが、専用アイテムなので、人にあげることもできません。


 物凄く厄介で呪いの武器っぽいです。


「とにかくアベさんにしか使えないから、買取りは出来ないよ」

「鑑定料は?」

「必要ない。ただ、今後、そのアイテムについて冒険者ギルドから調査が入るかもしれない。そんときは協力してやってくれ」

「わかりました」


 指にはめるは恐かったので、チェーンを購入して首からぶら下げることにしました。

 なんだか肌身離さないで持っておかないといけないような気がしたからです。


 カリンさんのショップを出た私はインフォメーションに向かいました。


「ユイさんのところで、ダンジョンを見繕ってもらいに行きましょうね」


【ミズモチさん】《ヒデ~ゴハン?》


「ふふ、そうですね。魔力補給です。オークさん辺りがいいですが、寒いときも活動していますかね?」


【ミズモチさん】《ヒデ~ゴハン~ゴハン~》


 ミズモチさんはもうその気になられていますね。


 気になる指輪でしたが、きっと私を守ってくれると信じておきましょう。

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― 新着の感想 ―
専用アイテムが途中から専属アイテムになっているのは意図的でしょうか? 更新楽しみにしていま~すp(^-^)q
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