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《近々コミカライズ発売予定》道にスライムが捨てられていたから連れて帰りました  作者: イコ


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レベル2

 さてさて、本日のダンジョン探索でレベルが2に上がりましたよ。


 前回は、SP10をもらって悪臭カットを習得しました。

 今回は、どんな秘められた才能を開眼するのか楽しみで仕方ありませんね。


 レベル 2(SP20)


 SPのタッチすると項目が現われました。


 ・魔物の攻撃強化+1

 ・魔物の防御強化+1

 ・魔物の魔法強化+1

 ・魔物の魔法防御強化+1

 ・魔物の異常耐性強化+1

 ・魔物の回復力強化+1

 ・魔物の異常耐性回復+1

 ・念話

 ・杖術基礎

 ・察知

 ・育毛+1


 おや、今回は少し前とは違う項目が増えていますね。


 ミズモチさんを強くする項目は取るのが決定事項ですので、残るポイントは6ポイントです。今回は2ポイントずつ消費されました。


 念話はミズモチさんと会話が出来るということでしょうか?ペットとお話するって最高じゃないですか!!!


 あっ、でも、念話は3ポイント


 育毛+1……4ポイントなんですね……この間よりもハードルが上がっているのは……私が剃ってしまったからでしょうか?育毛+1を取ると念話……取れませんね……


 もちろん、念話を取りますよ。あれ、瞳から汗が溢れてくるのは気のせいですよね。


 念話と杖術基礎、それに察知を取りました。


 念話で3ポイント

 杖術基礎で1ポイント

 察知で2ポイント


 以上でスキルポイントを全て消費しました。


 習得すると詳細が見られるようです……


 念話、テイムした魔物と会話が出来る。但し、会話は魔物の知能やレベルによる。


 杖術基礎、杖を武器として使うことが上手くなる。


 アクティブスキル


 ・フック

 ・プッシュ

 ・ダウン


 命中率アップ


 杖術に変な名前を付けられてしまいました。

 落とすってダウンなんでしょうか?


 私の英語理解力がないから変換が幼稚なのでしょうか?


 察知、ボッチでダンジョン探索を続けていると魔物の気配に気づきやすくなる。


 はっ?ボッチ?ミズモチさんと一緒ですけど……人をボッチ呼ばわりとは、詳細を作った人の悪意を感じますね。


 スキルを取る前から詳細は見えるようにしてくれませんかね?察知ショボすぎませんか?


 詳細さえ見えていれば、育毛+1も調べられるのに……どうして取るまでは見れないのですか?私への嫌がらせでしょうか……ハァ~いいです。


「ミズモチさん」


 私は念話を試してみることにしました。


 呼びかけると、ダンボールからミズモチさんが出てきてくれました。

 相変わらずのそのそとたゆっくり動作は可愛いです。


「ちょっと、よろしいですか?念話を試してみたいのです」


 私は念話のスキルを使うためにミズモチさんに問いかけてみました。


《ミズモチさんはプルプルしています》……えっ?これだけ?


「ミズモチさん…何か私に伝えたいことはありますか?」


《ミズモチさんはプルプルしています》……念話!!!何の意味があるんですか?あれですか?私のレベルが低いのが原因ですか?


「ミズモチさん。私がレベルを上げればミズモチさんとお話が出来るようになりますか?ミズモチさんと話ができるなんて夢のような能力だって思ったのに!!ハードルがあるのですね!!!」


《ミズモチさんはプルプルしています》


「むしろ、念話さん!なんですかねこれ。第三者様が事象について語っているように感じますよ!!!」


 レベルアップ後の能力って何なんでしょうね?魔物の強化は確かにジョブに合わせた能力だと理解できるのですが……私自身の強化ショボすぎませんか?まぁレベル2だからこんなものなのでしょうか?


 本日はレベルアップについて調べます。

 マックスVさんは冒険者について本当に丁寧に書かれていますね。


「ふむふむ。レベルアップは冒険者職業に応じてスキル内容が変化するのですね。テイマーは魔物を強化するスキルが多く。主人の能力アップは微々たることが多いのですか……そのためテイマーは不人気職とされている。あ~わかる気がしますね」


 私がレベルアップして、テイムしたミズモチさんを強くしてあげれば、ミズモチさんが他の魔物に負けることがなくなるのでしょうね。


 それがミズモチさんのためになるのでしたら、本気でレベルアップも考える必要がありそうですね。


「ミズモチさん、強くなりたいですか?」


《ミズモチさんはプルプルしています》


 うん。念話さんはうるさいです。

 私はミズモチさんと心を通わせた方が、会話が出来るので黙っていてください。


「どうですか?」


 プルプルと震えるミズモチさんからは「強くなりたい」という意志が伝わってきました。


「わかりました。今のダンジョンだけでなく、ミズモチさんとレベルアップを頑張ってみようと思います。もう少し冒険者のことは知らないといけないと思いますが、一緒に頑張りましょうね」


 私がミズモチさんに手を差し出すと、子犬ぐらいに大きくなっているミズモチさんがお膝の上に乗ってきてくれました。

 プルプルとしたミズモチさんの身体を撫でてあげると、ミズモチさんは気持ちよさそうにプルプルしておられました。


《ミズモチさんはプルプルしています》


 もうわかりましたよ!


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