1話 異世界転移
今回が初めての投稿になります!
文字感覚を開けて出来るだけ読みやすいよう配慮しました。
最初なので拙い文章力ですがそこら辺は暖かく見守ってください。
俺とクラスメイトの荒木塁は夕暮れの放課後の教室にいた。
クラスメイトは図書室で見つけたある本について話してきた。
「いや、マジなんだって絶対信じれないかも
しれないかもだけど」
「どうでもいいし、興味無いし、時間の無駄
だ」
俺は興味無さそうに投げやりな返しをした。
「いや、マジな話だって。」
それでも彼は話を続けてきた。
「異世界転移なんてあるわけねえだろ」
「この前さ、図書室で面白そうな本見つけち
ゃって、書いてあったわけ」
「胡散臭」
「そこに異世界転移の方法が書かれていて、
転移した世界について説明が書いてあった
んだよ」
「ふーん」
「信じてないだろ! て、おい!」
そして、その場から離れた。
学校での会話はその時は適当に済ませたが、今となって興味が湧いてきた。
早速図書室に向かった。
以外にすぐに見つかった。
1冊だけ異様な雰囲気をかもし出していた本があったからだ。
見た目は赤黒く、まるで血塗られたような色だった。
それを借りて、早速家で試してみることにした。
本を開いたら最初の数ページに素材の詳細ページ、あとはやり方と白紙のページが最後まで続いていた。
素材としては
ワインが2リットル
塩が4キロ
じゃがいも1キロ
だった。
それを変え揃えて帰宅した。
(本当にこれだけの素材で出来るのかよ......)
方法は、チョークでまず円を描きその中央
に素材を置きしばらく待つだけ。
正直胡散臭かったがやってみることにした。
そして、10分後急に円が光だし部屋が7色の光りに包まれた。
たまらず目を閉じた。
「うわっ....!」
光が弱まったと思い、目を開けたら俺は草原の中にいた。
転移が成功したのは分かったが、ここが異世界どうかは別だった。
周りを見渡してようやく確信した。
ここが異世界だということを。
見たことの無い世界が広がっていたからだ。
「おいおい嘘だろ...」
天空には巨大な翼竜が飛び交い、大地には見たことの無い動物や植物の光景が広がっていた。
「おーい!坊主そこで何突っ立ているんだ?」
急に後ろから声がした。
思わず振り返った。
そこにはスキンヘッドのおっさんがいた。
そこでとりあえず事情を話した。
俺が異世界から来たこと、本のこと、なぜあの場所に着いたかは原因不明だということ。
とりあえず街に連れて行ってもらい事にした。
おっさんから口を開いた。
「しかし、坊主。運が良かったな。
運悪く谷底にでも転移しちまったら今頃野
垂れ死んでたさ」
(まじかよ......。)
街に向かう道中色々とおっさんに聞いてみた。
「俺みたいな異世界転生者は過去にいたんで
すか?」
「俺はそういうことはからっきしだから分か
らんな。すまん」
「いえ......。」
そして、この世界について色々と聞いた。
まずこの世界は6つの国からなっているらしい。
北の国ロホベッド、南の国シャイネイン、東の国ウォンチョン、西の国ガイルヘル、魔の国ダウグヘルン、天の国ヘイブリル。
この6つでこの世界は成り立っている。
次にこの世界の決まり事だ。
3つの決まり事があるらしい。
1つ目は絶対に結婚しなければならないこと。
2つ目は絶対に何か1つは絶対に職業に就職い
ていること。
3つ目は「神」という言葉はこの世界では禁
句だということ。
この世界では神の存在はあまり良くないということらしい。
この世界ではステータスがある。
冒険者登録をすれば見れるようになる。
話している間に街に着いた。
「どうだ。ここが俺らの街マクエルだ」
かなり街には活気があり人々は忙しそうにせっせと働いていた。
「冒険者登録先に済ませてきますね」
「お前ギルドわかんないだろ」
「あっ。.......」
ギルドまでおっさんに案内してもらった。
冒険者登録はフロントの人に説明を受けながら行った。
「まあこれからお前は俺にお世話になるん
だ。その間は俺を頼れ」
「本当にいいんですか!?」
「ああ、これも何かの縁だ」
冒険者カードを登録したら配られるのだがそこに「ポセイドン」と書いてある項目があり「エクストラスキル」と書いてあった。
よくわからなかったから無視した。
おじさんは居酒屋をやっていたので、独り立ちできるように色々教えれながら給料ありで働かしてもらった。
これから一体どうなるのやら......。
3ヶ月後......
俺は酒場のおっさんから色々教えてもらい、
独り立ちくらいは余裕で出来るくらいにはな
っていた。
朝は朝食をとった後仕込みをし、次に料理を
ある程度作り、店の前にオープンの看板を
掛けにいく。
俺が接客し料理を運び会計する。
おっさんは主に料理担当だ。
そして、昼で一旦昼食を食べ仕込みを済ませ
た。
昼休憩が終わり、客がどっと入りまた騒がし
くなった。
その騒がしいのが静まったのは夜の9時だっ
た。
この流れ、この風景にも慣れたものだ。
最初の頃は料理を人の服にこぼしたり、
ビールを顔にぶっかけたり、よくやらかして
た。
(そろそろ潮時かな...)
「おっさん!」
「ん、どうした?」
「俺決めたんだ、明日から旅立つって」
「おう、そうだったな...。いつか言ってたな
旅に出るから待っててくれって。
それが明日か...」
おっさんは寂しそうにでも笑顔で言った。
「寂しくなるな......。」
「何言ってんだよおっさん」
「......?」
「また帰ってくるに決まってるだろ。だって
ここが俺の家なんだから」
おっさんは驚いていた。
「まあ、頑張れや。おっとそうだ」
何かを思い出したかのようにおっさんは奥の部屋になにか取りに行った。
「何かの手助けになるかわからねえが、持っ
てけ」
それはマントと短剣だった。
「こんな物どこで手に入れたんだ?」
「まあ、ちょっとな」
そこからおっさんが冒険者をやっていた話を
してくれた。
(へー、以外だなおっさんが冒険者だったな
んて)
「そろそろ明日に備えて寝るよ。」
俺は部屋に戻り明日の支度と再確認をし、寝た。
朝になり、いつもより1時間早く起きて、おっさんを起こさないように店を出た。
そこから移動を歩き街の外れまできた。
(じゃあな、おっさん。強くなって帰ってく
るから待っててくれよな)
(まずは隣の街でも行ってみますか)
この街が冒険者になって、最初の拠点のなった場所であるヘグルの街へ向かった。
(まずはここである程度モンスター倒して少し
でも経験値積んどかないと死ぬなこれ...)
この街のまわりにいる厄介なモンスター達
を倒してほしい。
今回の依頼はこんな風だ。
ここら一体のモンスターは街に近いため弱いモンスターが多いらしく、経験値を積むには絶好の場所だと街のギルドの受付の人に教えてもらった。
(手当たり次第倒していくか)
冒険者になって一番最初の敵はベタ中のベタゴブリンだった。知能が低く集団でいることが多く繁殖能力が旺盛というどこにでもいる。
(設定までべダだと逆に幻滅するっつーかな
んというか...)
とりあえずゴブリン3匹をしとめた。
その時だった。
フワッ。
森の奥がやけに光っていると思い行ってみる事にした。
「っ!!??」
そこには体から光を放っている亜人の美少女がいた。
どうもこの記念すべき一作品目を読んで頂きありがとうございます。
友達にすすめられて小説を書いてみたのですがどうでしたか?
ぜひ感想をお聞かせ下さい。
まだ序章の序章ですがここから様々な話展開をしていきたいと思っております。
新参者ですがこれからよろしくお願いします。