1話 灞熾蘑 煌羈
なろうでは初めての投稿なのですっごいドキドキしてます!
作者が書きたいことをとん詰め込んだ感じなので個人によっては気に入らなかったりするかもしれないですがそこはご了承ください。
俺の名前は灞熾蘑 煌羈
人は俺をこう呼ぶ。
豚野郎と。
俺はそう言われると言い返せなくなる。なぜならその通りだからである。
俺の身長は150㎝で体重は80㎏。顔は豚のように丸く、ニキビも結構あり、汗っかきで常に汗をかいて俺が言うのもあれだがすごく醜い。
名前からは想像できないような容姿だろ。俺もそう思うよ。親はこんなことになるとは思ってなかったみたいで今更名前を改名しようとかも言ってる。自分は漢字的に好きだからいいんだけどね。
まぁそんな容姿と名前のギャップからか、この世界は残酷で俺はいつもいじめられていた。
小学校はまだ可愛いものだ。筆箱を隠されたり靴をどこかに隠されたり掃除を押し付けられたりと嫌がらせを受けていた程度だったからな。
中学校は酷かった。小学校の時に俺をいじめていた奴がリーダーをして俺に暴行を加え始めたんだ。そいつらはいつもいつも俺のことをサンドバッグのように殴る蹴るを繰り返して、先生にそのことを何度も相談したが「自分でなんとかしろの」一点張りで誰も対処してくれなかった。
高校に入るとき、俺はアイツらが来ないような学校に行きたかったが生憎、アイツらのせいで参考書が全部使えなったり身体中の傷が疼き勉強がなかなか出来ずアイツらと同じ高校に行くしかなかった。
だから高校になっても俺はいじめられ続けた。中学の時のように殴る蹴るをされ財布の中身を奪われ机には落書きをされトイレに行けば上からバケツごと水をぶっかけられたりもした。クラスの奴らは最初こそ話をかけて来てくれた奴もいたが、今ではそれを見ていつも嘲笑っている。男子も女子も全員だ。何度も学校に行きたくないと思ったが、親に迷惑もかけれない。
俺の親は母親一人で弟妹が五人もいる。理由は……まぁ想像にお任せするよ。
だから俺は親に迷惑をかけないために学校に行かないといけなかった。
今日も憂鬱な気分のまま学校へと赴き、クラスに入り、机に書いてある落書きをバケツを持って雑巾で頑張って消し、横にかけていた体育館シューズをトイレの便器の中から回収し机の中に置き勉していた教科書を校庭の端っこにある焼却場からギリギリで回収して席に座り。先生が来るまで本を読む。
この行動は毎日やっているからもう習慣付いている。ほんと嫌な習慣だけどな。
周りの奴らは今でも俺のことをゴミでも見るかのような目で見ている。こういうのも慣れているからあんまし問題はない。
そうこうしてるうちに先生が教室に入ってきた。因みに先生は男性で893にいそうな強面先生だ。まぁこの先生も今まで会った先生とおんなじように俺が虐められているのを知った上で関わったりはせずどちらかというとアイツらとおんなじように虐めて来る。まぁいじめ方と言ったら、文句の吐き口にされたり、訳もわからず殴られたり、俺が殴られたり蹴られたりしているところを素通り或いは参加して俺を蹴るか殴る。大人に殴られたら結構痛いんだよ?高校生とはまた違って力がめっちゃついてるからパンチが重いんだよ。
そんな屑先生が入ってきて早速出席を取ろうとした瞬間、俺たちがいる教室の床に幾何学模様の魔法陣が浮かび上がり青白い光を発光した。
そして俺の意識はそこで暗転した。
そして、光が収まると先ほどまで学生であふれていた教室がもぬけの殻と化していた。
のちに、この集団神隠し事件は新手の誘拐方法として大きくメデイアに取り上げられることになろうとはこの時は誰も思いもしなかった。
いかがだったでしょうか?
名前が難かしいでしょうがこの作品はアルファポリス様で先行更新しているので変えずにそのまんまにしようと思ってます。
よかったらアルファポリスの方も覗いてみてください。
読者の皆様に楽しんでいただけるようにこれからも精進していきます!