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じだらく魔女の森のレシピ  作者: 秋野 木星
第二章 気まぐれ魔女の何でもトーク
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苦肉の策の夕食

ピンチの中に・・。

 昨日、魔女のラクーは困っていました。


先日、ラクーはアルフ〇ポリスとかいう小説投稿サイトに登録したのです。

なろうとは構成が全く違うので、まごまごしていました。

マイページの表示のアイコンがわからないことから始まり、ルビのふり方も編集ページの出し方もわかりません。


なろうのお友達の皆さんに、いろいろ教えてもらいながらやっと三作品を転記していきました。

肩が凝って、目がチカチカします。

何かあった時のためのUSBの代わりと裸の描写のある短編の引っ越し先として、そこに登録したのです。

しかしなろう生活に慣れた身では、初めての土地になかなかなじめませんでした。


ただラクーは性格が「やっちまえ!」なものですから、本気で取り組みだすと何をしでかすかわかりません。


少しずつ慣れてきて、だんだん面白くなってきたラクーは無謀にも色々と計画を立てて暴走し始めました。


《ラクーの暴走 その1》

なろうのアンケート用紙にも書いたんですが、作品にランキングの順位表示が出ないので、自分の作品が10位内に入っていても誰かに教えてもらわないと全然わからないんですよね。


昨日もpecoさんの童話が日間3位に入ってたんですが、本人は今書いているクトーさんが主人公の異世界冒険者ものに集中していたので、そのことに気づいてなかったようです。

私も「神社のゆかこさん」が月間の1位とかになっていたのに全然知らなかったことがあります。

できたら10位内になってたらお知らせがあるといいなぁと感じていました。

たまには喜びたいじゃないですか。(笑)


アルフ〇さんちにはその順位表示があるんですよ。

それも投稿したばかりだとサービス特典がついて、結構上位に表示されます。

「ゆかこさん」が童話の2位になっていた時には、久々にニヤリとしました。

(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

あ、『童話の』と書きましたが、あちらではジャンル分けがしてあって、ジャンルによって読みたいものがすぐに探せるようです。作品数もなろうより少ないですしね。

小説全体では良くて900番台でしたから、童話を読む人は少ないんでしょう。

でも絵本の投稿サイト⇒出版の道があるので、プロが目を止めることがあるかもしれません。

夢がありますね。

ただ100作品中100位と表示されることもあるので、凹むこともあるでしょうが。(笑)

そうなると切り替えて別の話を書くしかないですねぇ。


この順位表示を見るのが楽しくて、短編1話だけ投稿するつもりだったのが「ゆかこさん」や「夏の日の時の段差」まで転記しちゃいましたよ。(爆)

ラクーの作品の順位なんて下の方ですが、長岡更紗さんの作品は凄いですよ。

全体でもいつも50位内に入ってます。Σ(゜Д゜)

ガッツリ主流の恋愛が絡む異世界ものだもんねー。あれがどこまで行くのか眺めるのが楽しみです。


《ラクーの暴走 その2》

そのアルフ〇さんちで今一番大きく広告されているのが「ライト文芸賞」という公募です。

賞金が50万! 宝くじですねぇ。

異世界もの転生・転移などのない、青春小説みたいな軽く読める作品を求めているようです。

これでラクーが思いついたのが「夏時」です。読んだ人がSFと判断しなかったらいけるかもしれないと思いました。トップは獲れないでしょうが、審査員の目に留まったら実写化できないかなと思ったのです。

無謀ですね。(^_^;)


活動報告でなななさんもアルフ〇に転記しているというのを聞いて、「大井町」の話をその公募に応募してみないか?と持ち掛けたのです。

アルフ〇は恋愛の本を出版しているので、いいとこに行くんじゃないかと思ったんですよ。

なななんさんは今リアルが忙しいのに、困ったラクーですね。



こんな感じで1日中暴走を続けたラクーは、ムコーの声にやっと我に返りました。

「おかーさん、ネムルーが眠くて夕飯が作れないって言うんです。僕が手伝います。今日は何にしましょうか?」


あら大変。

でも「眠い」ということは順調に妊娠の症状が出ているということではないでしょうか?^^


「今日は豚肉があったわよねー。」と冷蔵庫を覗いてみたら、それはあったのですが野菜がほとんどありません。

うわぁ、これどうしましょ。

ムコーに「何を手伝いましょうか。」と腕をまくられても、ラクーの頭の中にレシピが浮かんできません。

ラクー、ピンチ!


ムコーに芽が出かかっていたジャガイモをピーラーで剥いてもらいながら、ラクーは主婦生活ん十年の知恵を絞り出します。


【絶体絶命の夕食】

★ 豚肉の味噌焼き・・・ダンナーに畑からネギを採って来てもらいました。甘味噌でこっくりと味付けました。ネギが味のアクセントです。

★ ポテトフライ・・・時短、食べ応えを考えました。先日から肉じゃがやシチューをしていたので、煮物は止めておきました。

★ 春雨サラダ・・・これぞ乾物利用の量増やし技です。春雨と言ってもマロニーです。これは西日本の家庭には冬の間は鍋用に常備されているのです。

ゆでたマロニー・塩もみしたキュウリ・みじん切りした青じそ・ワカメ・残っていたサラダ用のパリパリちりめんじゃこを使います。

ところが・・・。

味は甘酢にするつもりでしたが、なんと酢がちょびっとしかありません。

この時には既に砂糖をふりかけた後でした。「後の祭り」という言葉がラクーの頭をよぎりました。

咄嗟に思いついたのは玉ねぎドレッシングです。

とにかくちょびっとの酢とドレッジングと塩、醤油を入れてみました。

ε-(´∀`*)ホッ やれやれー。なんとか合格の味になりましたよ。

皆が美味しい美味しいと食べてくれたので、一安心です。


しかし今日こそは買い物に行かなくっちゃと、冷や汗をかいたラクーなのでした。



これから(けいよん)でお買い物に行ってきまーす(^o^)/

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