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じだらく魔女の森のレシピ  作者: 秋野 木星
第一章 自堕落魔女の森のレシピ
23/72

トマトスープは魔女のご馳走

師走に入りましたね。

 今日はダンナーが午前中の有休を取っていました。知り合いのお葬式に出るのです。先月も友達のお父さんが亡くなったばかりなのに、ふた月続けてまた友達のお父さんが亡くなりました。どちらの家族も奥さんが先に亡くなっていましたので、寂しくなったことでしょう。


昨日亡くなった方は自称「発明家」だったのです。おじちゃんが畑でいろんな工夫をしているのを、小さい頃ラクーはよく見ていました。あのおじちゃんの発明はどうなるのでしょうねぇ。跡取り息子は役場に勤めていますから発明なんかには興味がないでしょう。マイペースで面白いおじさんでした。

冥福を祈りたいと思います。



 昨日の夜から書き続けていた「いとし子」が、今日、佳境を迎えていました。先日他の人の活動報告で皆で「描写」を勉強しました。この時の経験を思い出しながらラクーは今日の回を書いたのです。上手くいっているといいのですが・・・。

今回で終わるかと思っていたら、終わりませんでした。ラクーはキャラクターたちが「終わりだよ、ラクー。」と内緒で教えてくれたらお話を終わらせることにしているのです。デビッドとセーラはまだ続きを望んでいるようです。(笑)


夕方、「いとし子」を更新したラクーは冷蔵庫にビールがないことに気づきました。これは一大事です。ラクーとダンナーにとってビールは命の水なのです。

「今日は買い物に行く予定じゃなかったけど、出かけなきゃならないみたいね。」

朝は雲一つない上天気だったのに、夕方になった今は雲が出てきて黄昏色の空を柔らかく染めています。

やれやれひどく寒くならないうちに(けいよん)でひとっ走りしてきましょう。


ラクーが一番近いエヌ1スーパーに行くと、「夕方の市」で揚げたてのコロッケを売っていました。お腹が空いていたラクーはフラフラとそれを買ってしまいました。(^_^;)

今日はトマトスープの予定だったから、パンにコロッケをのせて食べても美味しいでしょう。ラクーは自分に言い訳をしながら、足早にビールを買いにいきました。


品物を買い物袋に入れている時に、隣にいたお母さんとお尻がぶつかって、お互いに「ごめんなさい。」「すみません。」と言い合いました。その時ラクーはふと思いついて「お尻とお尻でおシリ合いになっちゃったわね。」と言ってしまいました。するとその場が爆笑で一気に和やかになったのです。

袖振り合うも他生の縁とかいうことわざがなかったかしら。そんなことを感じた出来事でした。


【今日の晩御飯】

★ バターつきトーストとチーズのせフランスパン・・・カリカリふんわりと美味しかったです。

★ コロッケ・・・ソースをかけると間違いないですよね。

★ グリーンサラダ・・・フリルレタスとアボガドにチーズをちぎって入れます。

★ ソーセージのこんがり焼き・・・大袋入りを買いました。これは便利です。

★ トマトスープ・・・ニンジン・ジャガイモ・玉ねぎ・大豆の水煮・ベーコン・庭の月桂樹の葉っぱが1枚・コンソメの素が7個・カットトマト缶・塩コショウ・ケチャップ・砂糖・今日はキャベツがなかったので白菜


魔女のラクーはトマトスープにはこだわりがあるのです。

中学生の頃友達の家でトマトスープを初めて食べた時の衝撃を未だに覚えています。醤油や味噌の汁物が中心でやっとホワイトシチューやビーフシチューという言葉が使われ始めた頃でした。森の中に住む田舎者のラクーには、友達のお母さんが作ってくれたそのトマトスープがこの上なくハイカラなものにみえたのです。


友達の家で食べたのはトマトだけのシンプルなスープでした。その後ラクーは短大に行っていた時に料理器具の通販にハマり、そこでいろんな料理の言葉を覚えたのです。

「ミネストローネ」「チリビーンズ」

この呪文のような知らない言葉への憧れが、ラクーのトマトスープを創っているのです。


ラクーは自分のトマトスープの味を研究してきました。他の料理はめんどくさいのですが・・・。(笑)

おかげでトマトスープにかけてはそこいらのイタリア料理店で食べるより美味しいのです。


いつもはパーフェクトの味なのですが、今日のはスーパーエクセレントゴージャスの味でした。

(* ̄▽ ̄)フフフッ♪とっても美味しかったです。


明日はこのスープにご飯ととろけるチーズをぶち込んで、お腹がはち切れるまで食べられる美味しい美味しいリゾットが出来上がります。家族には内緒ですが、これをお昼ご飯に独りでしっぽり食べるのがラクーの楽しみなのです。(´艸`*)

今日もご馳走様でした。

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