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じだらく魔女の森のレシピ  作者: 秋野 木星
第一章 自堕落魔女の森のレシピ
22/72

頭痛

こんな日もあります。

 目が覚めた時に頭痛をおぼえた魔女のラクーは、起き上がると肩と首に湿布やサ〇ンパスをべたべたと貼り付けました。

「うーーー、頭痛なんて久しぶりだわ。」

いったい何が原因なんでしょう。まさかネムルーの風邪がうつったのではなければいいのですが。


頭痛薬を飲む前に、みかんを食べて胃を守ります。

栄養ドリンクと一緒に頭痛薬を飲み込んで、ラクーは重たい身体を動かしてコタツに入りました。

「昨夜遅くまで本を読んでいたのがいけなかったのかしら。」

しかし懲りないラクーはコタツに潜って本の続きを読みました。


そして昼過ぎには先日オカベッチに借りた「平凡なる皇帝」を全部読んでしまいました。娘のネムルーに借りた「赤髪の白雪」や「宇宙兄弟」の新刊に続いての読破です。

「どれも面白かったわ。」

でも久しぶりに紙媒体の本を立て続けに読むと目が疲れて肩が凝ります。

あら、頭痛の原因はここにありそうね。(笑)

想像した通り、本を読み終わってネット小説に取り掛かると、次第に頭痛はなくなっていきました。


 しかし身体の重さは続いていたので、今日は「いとし子」の続きを書くのを止めて、読み専と将棋だけにしておくことにしました。

「そう言えば、羽生善治棋聖のNHK杯の録画を観てなかったわね。」

ラクーはテレビをつけてプロ棋士たちの勝負を観戦することにしたのです。


最初は居飛車の相がかり戦法に見えましたが、それが段々と変形していきます。

飛車がやって来た時に、ラクーがすぐに打つ「7七歩打」をずいぶん経った後で何分も考えた末にやっと打つのを観てびっくりしました。羽生さんも横歩取りをするのにずいぶん慎重です。

プロの人の頭の中を一度覗いてみたいですね。


今回の対戦は、桂馬の使い方の勉強になりました。ラクーはピョンピョン跳ねて相手の駒を取りに行くことばかり優先していますが、今日の二人のプロは一歩先を読んで、相手の駒が動けないように睨みを効かせる使い方をしていました。

なるほどなーと思ったラクーなのでした。


そしてなんと羽生さんが負けたのですよっ。

以前将棋講座の司会をしていた山崎隆之九段が勝ったのです!若いのにたいしたもんだ。

夢中になっていたせいか、録画番組を観終わる頃にはすっかり身体も軽くなっていたのでした。


【今日の夕食】

★ 鯖のネギ・ショウガ煮・・・以前は味噌煮にしたので、今日は甘辛醤油味です。

★ 畑の採りたて大根とコンニャクの味噌田楽

★ 玉ネギの炒め卵とじ

★ 大根葉のふりかけ


熱々の大根が美味しかったですよっ。そして、サッパリし過ぎた献立なので、脂っこいものを一つと後から付け足したシンプルな玉ねぎの炒め物が一番美味しかったです。(笑)

今日は完璧な和食でした。明日は反動で洋風になりそうな感じがします。

明日から12月ですね。☆*・

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