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詩*卒業写真*

ジンジャーエール

作者: a i o

甘ったるいだけじゃなくて

喉がヒリヒリするような

本物のジンジャーエールをちょうだい


上擦った声でばかり泣く

私を諌めて

パンチのある刺激を

涙も弾けるような

黄金のジンジャーエールをちょうだい


どこかで見たような

シチュエーション

曖昧な頷きでやり過ごせる日々

迅速な返事ほど早く

忘れ去られるものだから


いたいけな気持ちを絞って

皮肉はひと欠片

舌にのせれば

とびきりの辛さで

ハートを覚醒

ちょっと待ってて

味わってから行くね


君は

優しい気持ちを絶やさないで

傷つけるその前に

私は私の傷を思い出すよ


誰かが泣いたりする前に

孤高のジンジャーエールをちょうだい

やわな気持ちひとつ

私が忘れたりなんかする前に


消えちゃうから全て

意味ないよ、なんて

そんなことを言う舌を

お願いだから

片っ端から痺れさすような

ジンジャーエールをちょうだい










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― 新着の感想 ―
[一言]  ふと、気取った後で、じゃれあうような、 まじめな話をして、照れ笑いするような、 真っすぐすぎて、傷つく感じの、センチメンタルな、 美しさ。  純粋さを求めて、羨望して、 そうじゃないのに…
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