表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

1話

仕事が終わり、外に出ると冷たい風が全身を襲う。

寒さで身を縮こませながら、駅までの道にあるコンビニに入り、温かいお茶を買った。

外に出てお茶を飲み、寒さを凌いだ。

体の中に温かいお茶が入っていく感覚にちょっとした快感を得ながら駅の改札を抜ける。

ちょうど来た電車に乗り込み、空いていた席に座りほっと一息つく。

疲れがどっときたのか、うとうととしてきた。




気が付くと最寄り駅の一つ手前の駅まで来ていた。

危ない。もう少しで乗り過ごすところだった。

今日は結城が料理当番だったはずだ。昨日、親子丼にしようかと言っていた気がする。早く帰らないと。

「美希」

後ろから声がかけられた。

そこには一緒に住んでいる香苗がいた。

「同じ電車に乗ってたんだね。一緒に帰ろー」

「もちろん」

二人で今日仕事でどんなことがあったとか、今日の夕食の話など、他愛のない話をして帰ってきた。

「ただいまー」

「お、いい匂い」

私と香苗が口々に帰りの言葉を言うと奥から声がした。

「おかえり」

一緒に住んでいる最後の一人、奈央の声だ。

キッチンからはだしの効いた親子丼の匂いがしてくる。

そんなキッチンから夕食係の結城が声をかけてきた。

「お~、おかえり~。ちょうどできたから二人共早く来いよ」

私たちは口々に返事をし、各々の部屋にはいった。

私たち4人はルームシェアという形で一緒に住んでいる。

不便なことがないと言ったら嘘になるが楽しいことのほうが多いし、楽しくやってるつもりだ。

いけない。そろそろ席につかないと結城が怒ってしまう。

席につき、みんなで騒ぎながら夕飯を過ごした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ