馬鹿だけど、一応生きてますから。
書いていて
とても恥ずかしくなった作品ですが
(あまりこういうのは書かないほうなんです)
自分なりにはおもしろくなったかと思ったりします…?
メッセージやアドバイスなど
もしよろしければ
よろしくお願いいたします。
「貴方の願いはなんですか?」
聞いたことのない声に目が覚める。
?ここは、どこだ?
周りが真っ白で何も見えやしない。
ってか、体立ってるし…。
立ちながら寝てたっていうわけ?
「フジマツ ヨウスケさん、貴方の願いはなんですか?」
またあの声がした。
何で俺の名前を知っているんだ?
願い?
願いって…
何を願うって言うんだ?
目をこすっても、
目を細めても
前に何があるのかわからない。
「わたしは後ろです。フジマツ ヨウスケさん。」
俺の体を風のように撫でて
その声は後ろからやってきた。
その声に撫でられるがままに後ろを向くと
そこには一人の女性が立っていた。
…あ、いがいとダイナマイトかも…。
胸はかなりでけぇし
お腹は引き締まってるし
すっげぇー美人。
整った身体してるナイスバデェ〜だ。
「ダイナマイトっスねっ!!」
俺は指を前に突き立て、
ナイスバデェ〜を指差す。
「わたしはどちらかというと、ダイヤモンドのほうが好きです。」
ナイスバデェ〜は笑顔で俺を見る。
(ってか、ダイナマイトとダイヤモンドはぜんぜん違うぞ。)
うっわ!!
マジで可愛い人…。
俺がもし生きてたら
この人を絶対告ってる。
…あれ、まて
俺、死んだの?
「フジマツ ヨウスケさん、貴方はいま、生死をさ迷っているのです。
早くこの世界から抜け出さないと、
貴方は生まれ変わることが一生できなくなります。」
…?
いや、この美人さんと一緒なら、
別にここで一生暮らしていてもいいかも…。
「貴方は、もう一生ナンパもできない、
一人で孤独な生活を、この白の中で暮らしていくのですよ?!」
ナイスバデェ〜は、俺にものすごいダメージを与えた。
そ、それは嫌だ…
ナンパは俺にはなくてはならないものだ。
それが一生できなくなるなんて…!!
考えたくもない!!!
「わたしは、貴方を助けに来たのです。
貴方の願いを一つだけわたしが叶えに来たのです。
だから願ってください。
この白から出たいと…。」
それだけ言うと、
ナイスバデェ〜は黙ってしまった。
…
「俺、出たいっス。この白から。」
ナイスバデェ〜はパァッと喜ばしい笑顔を見せた。
それにしても
その笑顔はあまりにも幼いように見えた。
「では、貴方のその願い、叶えて差し上げましょう…!」
俺を包み込むような光が
ナイスバデェ〜の手の平から溢れ出してきた。
俺は
その光に包まれることを拒まず
静かに瞳を閉じていった…。
「フジマツさん、藤松さん起きてくださいっ!」
――ん?
「藤松さん…?」
あれ?
ここ…
病室みたいだ…。
体がすっげぇ重い。
目を開けることだけで精一杯だ。
お、目の前にはめっちゃきれいな看護士さんがっ!
「…!!せ、先生!!藤松さんが目を覚ましましたっ!!」
目の前にいた看護士さんは、後ろを向いて叫んだ。
結構声がでかくて、耳が痛くなりそうだった。
「おぉ!目を覚ましたかい、藤松くん。」
おいコラ、ジジイ。
気安く俺の苗字を呼ぶな。
「いやいや、本当に良かった。
きみはのどに餅を詰まらせて、呼吸困難で病院に運ばれたんだよ。
もう四日間も目を覚まさない状態でね、本当に危なかったんだ。」
…嫌な死に方になりそうだったんだな、俺…
のどに餅を詰まらせてって…
かなりかっこわりぃ死に方じゃねぇかよ…。
「でも、暫くは寝ていたほうがいいからね。
いまご両親を連れてくるから、雪野くん、見ておいてくれ。」
「はーい!」
ジジイはさっきの看護士さんを呼んで、そして出て行った。
「…嫌な死に方になりそうだったんスね…。」
俺は呟くように言った。
「そうですね、生きてて良かったです。」
看護士さんはにっこりと微笑む。
よく見れば、
この人ちょ〜ダイナマイトじゃね?
「…ダイナマイトっスね…!!」
俺はにやけ顔で看護士さんに言った。
看護士さんは目をパッチリと開けたあと
笑みを見せて言った。
「わたしはどちらかというと、ダイヤモンドのほうが好きです。」
その声は
あのときのように
俺の体を風のように撫でた気がした…。
はじめま、和光です。
この内容は僕が提案させてもらっちゃいました。
なんとなくこう言うの書きたかったんですけどね。
偽屋に無理言って書いてもらいました。
アドバイスお願いしま〜す。