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第20話、縫う前にもう一度確認を。そして必要なもののチェックだよ‼

アル先生も寝ちゃったし、う~ん……刹那玻璃、『面会謝絶』って、厚紙で作った札を、ワンコのぬいぐるみにつけてます。


『ワンコじゃないやい‼型紙はワンコのだけど、ちゃんと翼つきだぞ~‼ナムグだぞ~‼』


あ、オリジナルのお話のキャラだ。

こんにちは‼


『リリアだよ‼赤い毛並みに瞳はブルーなんだ』


おぉ、凝ってる。


『僕がある程度教えてあげるよ、ほら、切るときの注意は、毛を切らない、布を切る‼』


……はぁ?毛を切らない布を切る?


『毛を切ったら周囲が毛だらけになるじゃん。それに、毛は残しておくと、後で手入れをするときに、内側に入り込んだ毛を出せば縫い目を隠せる』

『毛が飛ぶとすごいぜ?玻璃がブーブー言ってた。とあるネット通販のテディベアキットを毎月ひとつ購入したら、毛の方向を考えずに機械で一部分だけ残して切ってて、それを切っていくと毛が飛び回って大変だったって。もう二度と買わない……頼まれて買ったけど……ってプリプリしてた』


アル先生眠ったふりしてたんだ。

……ずるい。


『で、絶対……毛を残せよ~?ハゲ嫌だろ?』


それは嫌だ‼

じゃぁ、ハサミハサミ……。


『ど阿呆~‼紙切りハサミで切るな‼切るなら布切ハサミ‼でも、毛を分けながら切るから、先端のとがったハサミがいいんだ。それにざくざく切るな、チマチマ切っていくんだから、ないなら糸切りばさみでもいい。時間はかかるが、ハウスダストアレルギーの原因になったら大変だから、頑張れ‼』


……サクサクサク……サクサクサク……。


時間かかりますね。


『可愛い兄弟テディベアを作る為だ、我慢しろ』


頑張って、切ったよ~‼

やったぁぁ‼


『余った布はちゃんとしまっとけよ~‼大きい布は上の引き出し。大きめの布は真ん中の引き出しのビニール袋、細かい布は、一番下の袋‼』


仕分け……してる?


『大きい布はまた使う。中ぐらいのも使う。残りは、詰物に使うんだ。クッションとかな』


ほわー、ケチ‼


『最近、綿も高騰してんだよ。貧乏な玻璃にはもったいないお化けと一生お付き合いだ。まぁ、俺も一生だけどな。ほんじゃぁ……あぁ、また泣いてる……薬飲んでなかったからな。準備準備。そんじゃな~‼』


あっ、行っちゃった。

代わりにリリア先生が、


『じゃぁ、切った布を並べてみて?枚数を確認するのと、キットのテディベアを作ったときのイメージを想像するんだって。中央に、二枚、もしくは4枚の胴体の布。左右ちゃんときれいに揃ってる?』


ホォ……並べるんだね。


『そうそう。その両側に手のひらを含めて、二枚、もしくは3枚の腕の布。下側には、足の裏の布を含めて二枚、もしくは3枚の足の布。顔は、中心と右側左側の3枚。耳は、左右二枚ずつ。これが、平面……これを立体的にするんだ』


う~ん……出来るかな?


『出来るんじゃない?まぁ、まずは、必要なものを確認しようね。まずは、針と糸。針は長い縫い針と短い縫い針と、まち針は20本は最低必要しておいてね?そして、はさみ。糸切りばさみと、布切りばさみ。それと綿と、ジョイントが、合計5セット。瞳もね!』


えーと、紙紙‼書いておかなきゃ。


『ジョイントは初心者だからプラスチックジョイントで、瞳も同じ。あ、刺繍糸と、目打ちは忘れないでね?』


目打ちは?


『手足と胴体を繋いだりする部分を穴を広げるようにするんだ。それに、毛が縫い込まれている部分を出したりするんだよ。それに、目玉をつけるときにも使うから、用意しておいてね。じゃぁ、今日はここまで‼』


……いつもはもっとと思うけど……今日は本当に疲れちゃったです。

準備をして、おやすみなさいm(__)m

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