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異世界とは愛すべき者達の居る世界  作者: かみのみさき
四章 異世界とは悪魔っ娘が居る世界

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パッと見ただのエロ悪魔.2



 馬車から降りて、お昼の準備。

 ミルンとミユンには、とても大事な、お肉を焼く作業を任せている。

 任せているんだけど……また歌ってるよ。



「お肉焼き焼きお肉さーん」

「豚さんオークのタマタマをー」


「お肉焼き焼きお肉さーん」

「まるまるこんがりジューシーにー」


「「焼き焼き中まで火を通すー」」



 俺、オークの睾丸渡したっけ?

 そういや、希少部位だって言って買った奴有ったな……あれかっ!?



「お肉焼き焼きお肉さーん」

「豚さんオークのモモ肉はー」


「お肉焼き焼きお肉さーん」

「しつこい脂が多いからー」


「「焼き焼き脂を落としきるー」」



 いつの間にデュエット覚えたの?

 そんな時間無かったよね?



「なんや楽しそうやな」


「お疲れリティナ。アトゥナはどんな感じだ?」


「アトゥナなぁ……」


 何だ? リティナにしては、歯切れが悪いな。いつもならハッキリいうのに。


「そんなに悪い状態なのか?」


「……胸がデカなっとる」


「はぁ? そんなの見れば分かるだろ」


「……あと、力が強なっとる」


「だろうな。結構強くなってる様だが、他は?」


 どうしたリティナ?

 何か……拗ねてる様に見えんだけど?


「いつものお前なら、ストレートにモノを言うだろ。アトゥナの容態はどうなんだ?」


「チッ、問題無いわ。と言うより、ウチと同じスキルが発現してて、やる事無いねん……」


 リティナの視線が、自分の胸辺りを見てる。

 マジで拗ねてるだけなのかよ。


 同じ顔してるのに、方や巨乳のエロ悪魔、方や無い乳エセ聖女で、エロ悪魔に治癒のスキルが追加され……リティナの全敗じゃん。


「リティナ、突っ込みだけは、負けるなよ?」


「ウチの価値はそれだけちゃうわ! まだ成長期やさかい、必ず大きくしたるっ!!」


「背を伸ばすのか?」


「今の話聞いとったよなぁ!? 乳に決まっとるやろっ!」


「リティナに乳は要らないの。お肉焼けた!」

「永遠にそのままなの。豚焼き完了なの!」



「…………ぐすっ」



 ミルンさん、ミユンさん。

 タイミングを狙ったかの様に、自然と止めを刺しに来たよね?

 リティナ泣かしたら、あの人来るでしょ?


『流さぁん。このナイフならぁ、斬れますよねぇ?』


 ほら、いつの間にかニアノールさんが、俺の後ろに居るじゃん。

 首にナイフを突き付けて、笑顔が怖いっ。


「今回は俺じゃ無いですよ? ほら二人とも、謝りなさいな」


「お父さんの所為です!」

「パパが悪なの!」

「流にーちゃんがっ、ウチを虐めんねんっ」


「首、要りませんよねぇ?」


 はい理不尽っ!?

 要らない首は御座いません!!




「ふぅ……死ぬかと思った」


「何をしておるのだ流君。相変わらずの、落ち着きの無さであるな」


「さっきのは俺の所為じゃ無い」


 こっちには、村長、アレスさん、マロン、影さん達に、アトゥナか。


「あの姫さんと、お付きの人は何処だ?」


「ケネラ皇女とモシュ殿は、牢馬車の方で何やらしておるぞ」


「牢馬車? あぁ、半魔の男が居るんだったな」


 朕野郎の弟だっけ?

 戦を起こしたばっかりに、あのオカマに利用されて、半魔に変身ってか。


「どうするかは、あの姫さん次第だなっと。俺もここで食って良い?」


「構わぬぞ」

「どうぞ魔神様」

「良いっすよーっ!」

「構いません」

「天使様がそう仰るなら…」


「温かい……よいしょっと。ふぅ(チラッ)」

「何で俺の横に……見るなよ!?」


 だってマジでデカいからな。

 服を着替えたみたいだけど、無い乳の時は似合ってたのに、御山になったら似合わないな、その服。


「その胸で、ヘソだし短パンルックスは、何か違う気がする。ただのエロ悪魔にしか見えないぞ」


「エロ悪魔言うな!!」

 スパーンッッッ────「あだっ!?」


「ほう、凄いなアトゥナ」


「天使様が私以外を褒めたっ!?」


「うむっ。これから流君を殴りたい時は、アトゥナ君に頼めば良いのだな」


 これはアレだな。

 叩かれると痛いけど、アトゥナの乳が揺れるから、絶景は見放題か。


「良しっ! もっと叩くんだアトゥナ!」


「ひっ、流のおっさんが怖いっ!?」

 ボゴォッッッ────「おぶっっっ!?」


 うん、前言撤回、糞痛いし割に合わん!!

 



『向こうでお父さんが、アトゥナのお胸見てるの』

『早く帰って、ドゥシャとシャルネに襲わせるの』


『……流にーちゃんも、大変やねんなぁ』

『ほらリティナ様、あーん』

『ニア、自分で食えるって』


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