無駄な比較
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
何でも許せる方向けです。
比較 って、結構強い言葉。
でも使用療法守ればやはり強力です。
友人と共に、二人だけで遊んだ時の事、私はまだ、彼女を理解してないのだと思い知った。
・我慢しているのが多いと思ったけど、結構意思が強い。
・回遊魚の様に意外とアクティブ。
これが一番の見識の違いだった。もう少し、周りに流される様に揺蕩っている子なのかと思ったが、そうではなかった。
でも思い返して見ると、その行動力の片鱗は見せていて、それを不要と削ぎ落とした見識の甘さを思い知る事になった。もっと違った人数でも見て見なければ。
この様に、人と人との関係性、また対象人数によっても、柔軟に人となりが変わってくる。これは常日頃から人を観察し、比較してないと求められない結果である。
そこでふと出て来た『比較』という言葉。あまり人間に大して使うのは好きではない。『○○と比べてアンタは〜!!』というのが最たる例で。
この言葉が非常に有効に作用するのは『その子に反骨精神があるか』に関わってくる。『は? アイツよりも自分のが上手くやれるけど?』という精神状態に持ってけるならば、非常に効果的な打点を得る。が、そうでは無い場合、自己肯定感を下げる行いに他ならない。『あの子は出来ているのに、自分は……』となったら、非常に神経質な人間になるのは火を見るより明らかだ。
……意外とそこ、分かってないで使う人、多いんだよね。無意味な比較は相手を傷つけるだけという事を、分からず潰す人、多いんだよね。
比較というのは、まず違いを見ること。そして改善、または発展を促すこと。この二つがなし得て漸く意味を持つ。改善に足らない比較はする意味がない。
「子育てもしたことがないくせに!!」
「ええ。した事もないただの若造です。ですがだからこそ、客観的な視点でものを述べてるんです。私が貴方の子供だったら、多分、貴方がいない所で泣くと思います『なんでこんな駄目な子なんだろう』って」
「……っ」
「悪さしないで、言うこと聞く時点で、私は百万点上げたいですけどね」
好きじゃないんですよ。
『○○と比べてアンタは出来が悪い』
って言われるの。
負けん気と反骨精神がある子なら、見返す気で頑張ると思いますが、普通の人は塞ぎ込みます。
皆が皆、それを言った人の様に強いわけじゃないんですよ。
こんなこと言うと
『子供も産んでない、育てたことも無い。苦労も知らない若造が!!』
と怒られそうですが、だからこそ。だからこそです。
一切関与してないからこそ、テレビの外で見るように、感想が言えるんです。
私情を一切挟まずに、指摘が出来るんです。
全てが卓越した超人と自分を比べて、追いつく事が出来ますか?
出来ないなら、する必要さえないんですよ。
だって追いつけないんですから。
頑張れば、努力すればなんとかなる。
その程度なら、比較の意味はありますよ。