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【完結】爆装特警クィンビー  作者: eXciter
本編
21/23

FILE6.[ラストファイト・フォー・ジャスティス]⑤



 巨大犯罪組織『キング・スコルピオ』が壊滅し、イーストシティポリス第八分隊は解体した。

隊長ダニー・シラノ・サナダのスコルピオとの癒着のみならず、隊員の過去の犯罪も監査部隊によって露見し、全員が逮捕されたのである。

さらに署長ゲイジ・マッカーディも罷免、連合警察本部から人員が補充されて事なきを得た。

そして対キング・スコルピオ特務部隊であった第九.五係は、オフィスと格納庫を地下から地上へと移した。

改装した署の実に五分の一を占有する大型格納庫、そして新しいオフィスへと移った。


 そして新しいオフィスのプライベートルームにて。朝早く目覚めたルナは、ベッドの上でうんざりしていた。

両隣にはレッシィとライが潜り込み、両腕にしがみついてすやすや眠っている。

枕元ではレッシィが連れてきたトラゾーが丸まっていた。

余りにも気持ちよさそうな寝顔を見ると、つい起こすのをためらってしまうのだが。


 「……あんたたちねえ、起きなさいって!」


 両腕から二人を引っぺがす。目覚めたらしいが、二人とも寝ぼけているらしく、すぐには起き上がらない。


 「んに~… あとごふん…」

 「まだねむいです…」

 「つーか自分の部屋で寝なさいっての!」


 ルナは有無を言わさずブランケットをめくり、二人を無理やり起こした。

レッシィとライとトラゾーは、しょぼしょぼと目をこすって起き上がり、ベッドから降りた。


 「あんたたち、自分の部屋用意してもらったんでしょうに。何でわざわざアタシの部屋まで来るのよ」


 トラゾーが床の上で軽く体を動かしている間に、ルナ達三人は着替える。

ルナはシティポリスの制服に、レッシィとライは普段着に。

ライはリハビリによってだいぶ体を動かせるようになっていた。

サポート用のパワーアシストスーツも、装着しているのは腰から両の足首だけだ。

着替えつつ、二人は不平を漏らした。


 「だって、ルナと一緒がいいんだもん…」

 「…ルナさんは、わたし達と一緒は嫌ですか?」


 少女二人の上目遣いでの切実な訴えに、流石のルナもたじろぐ。


 「や、いや…そういうことじゃないんだけど…」


 かつて疎まれ見下されていた影響で、ルナはここまで好意を寄せられるのに慣れていないのである。

マッドポリスも形無しだ…とドルフらには笑われたが、その笑いはむしろ安堵から来ているようだった。

性根の腐った男どもへの怒りにギラギラと尖った精神が、事件解決後はだいぶ丸くなっていた。

四角関係のど真ん中に置かれ、全方位からこれでもかと好意を向けられたおかげだろう…と、ダイアンは分析している。


 「じゃ、いいですよね? 寝る時くらいは一緒でも」

 「お仕事中だとお話しできないもんね。いいよね、ルナ?」

 「ぐぬっ…ぐぬぬぬ」


 しがみつく美少女二人の懇願に追い詰められ、ルナは返答に窮して後退る。

レッシィとライは共同戦線を張っている…というより、ルナに嫌われまいとして、表立って争ってはいないようだ。

水面下でいかな恋のさや当てを繰り広げている物か、ルナは知る由もない。

と、ちょうどその時。部屋のドアがノックされた。


 「三人とも~。朝ごはんよ~」


 朝食を知らせるメルの声だった。ここぞ好機とばかり、ルナは二人をドアの方へと押していく。


 「ほ、ほら! 朝ご飯! 朝ご飯だって!」

 「むー。ごまかしたー!」

 「ルナさんのいくじなし~」

 「フニ~」


 二人の抗議を無理やり無視して、ルナ達はトラゾーを伴って食卓に着いた。

返答については大好物の魚肉ハンバーグに「ギョニク!」とレッシィが大喜びしたことで、結局うやむやになったのであった。




 朝食を終えたところで、今度はオフィスのドアがノックされた。

ダイアンが出迎えると、そこにいたのはヘイディであった。カーボン製のバスケットを胸に抱えている。


 「やあヤンセン君、おはよう。今日もルナをお迎え?」

 「おはようございます! はい、ランチも持ってきました!」


 スコルピオ事件解決以降、ヘイディは毎日ランチを持って迎えに来ている。

と言ってもルナが寝泊まりしているのはオフィス…すなわち署内なので、そうしなくとも毎日会えるのだが。

そこはそれ、恋する乙女のはやる気持ちというものである。

 そしてこの第三の刺客に対し、レッシィとライは大変危機感を抱いていた。

ヘイディはランチの手作りスキルという、圧倒的なアドバンテージを持っている。

早急に対策を練らねば、ルナを奪われてしまうかも…という危機感だ。


 「というわけで、ルナ先輩! お迎えに着ました! お仕事に行きましょう!」

 「そろそろ静かな朝を迎えたいんですけどねェ、アタシは」


 色々と諦めつつあるルナは、またしてもげんなりしながらヘイディに引っ張られていった。

悔しがる年下二人にドヤッとばかり笑みを向けるヘイディ。


 ちなみにこの三人、本気で嫌い合っているわけではない。

むしろルナに恋したという共通点から、ルナが絡まなければそれなりに仲は良い。

ルナに関しては譲らない、というだけのことだ。


 だがその時、甲高いサイレンの音がシティポリス署全体に鳴り響いた。

キング・スコルピオの件以降、特に大型のマシンに対処しなければいけない時は、このようにサイレンが鳴る。

大型マシンへの対処。それはすなわち、九.五係の出番ということだ。


 全員の表情がすぐさま引き締まった。ヘイディはルナにランチを預けると、現場で、と言って自分の分隊に戻った。

メルがモニタールームから格納庫のアームを操作し、各マシンの発進準備を整える。

その後全員で格納庫に向かうと、ダイアンはコマンドバルクに、メルはセイルステッパーに搭乗した。

スカイグラップにはレッシィとトラゾーに加え、座席と操縦パネルを増設してライも乗ることになった。

フラップウィングの遠隔操作が、今のライの仕事だ。

 そしてルナがストライクハートに乗り、ヘルメットをかぶる。全員の発進準備が完了した。


 『九.五係、出動!!』

 『『『『了解!!』』』』

 『フニ~』


 ダイアンの号令で、全機が順に出撃。巨大ロボットがいる現場、第六十一区教育施設集積特区エデュケイショナルエリアへと向かった。




 合体を完了したクィンビーの前で、巨大なヒト型ロボットが一人の少女を閉じ込めたカプセルを掲げていた。

ルナは少女の顔を見て、すぐにシティ議会議員の娘であることを思い出した。

彼女は人質にされたのだ。恐怖に怯え、透明なカプセルの中で泣き続けている。

カプセルの表面には小さなメーターが表示されている。内部の酸素残量の表示だ。


 『へ~~いポリスちゃん達ぃぃぃ。この子助けたいぃぃ? 助けたいですかぁぁぁ~~~~~』


 そしてパイロットはと言えば、呂律の回らぬ口調から、薬物を摂取しているのが明らかであった。

スタンツマンの報告によると、このパイロットは以前議員の部下で経理担当だったらしい。

それが贈収賄の容疑で逮捕され、懲戒免職処分を受けた末、薬物に手を出した。

今回は議員から大金をむしり取ろうとして行動を起こしたという。


 『彼が中古の工業用ロボットと真空カプセルを買い取ったと、販売業者から連絡がありました。

  今回の犯行は政治家への復讐のようですね』

 「真空カプセル。生物を絶対入れちゃいけない奴じゃない!」

 『カプセルを開封か破壊しなければ、人質は助かりません。

  しかしポリスの所持する兵器では破壊が困難です』


 内部を真空状態にして、運搬する物資…主に食料の鮮度を保つためのカプセルだ。生物を格納したら当然死ぬ。

物資の保護のために強度は高く、対戦車ライフル程度では破壊できない。

今回は残量の少ないボンベを取り付け、少しずつ人質を死の恐怖に追い込むつもりらしい。

彼女の父である議員も現地に駆けつけていたが、手を出せずに狼狽している。


 『クィンビーの兵器なら可能だが、しかし迂闊に破壊すれば彼女を巻き込むか。下衆の所業だな』

 『ひどい…』


 ダイアンの言葉に、ライがつぶやく。人質にされた無力な少女の恐怖を、かつて似た境遇にあった彼女はよく理解している。

クィンビーもまた、迂闊に動けないでいた。人命を第一に考える以上、カプセル破壊の手段はとれない。

否、一人だけそれを諦めない人物がいた。


 「ライ、フラップウィングから例の物を出して。クィンビーは射撃姿勢」

 『えっ…ルナさん、まさか!』


 クィンビーの右腕が背部フラップウィング本体のハッチが開き、機関砲部分に黒光りする金属が装着された。

外見は六発の回転式弾倉と、クィンビーの前腕程の長さがある銃身、そして撃鉄。

それが機関砲の砲口と接続されている。精密射撃補助用の装備、「アームリボルバー・SW44(ヨンヨン)M」だ。

古い(エンタテインメント)ムービーで、荒くれものの刑事が一発で自動車を吹き飛ばした特製の拳銃に似ている。

クィンビーは片膝を突いてしゃがみ、前腕部から伸びる銃口を巨大ロボットに向けた。


 『ルナさん!』

 「ライ、アタシが合図したらフラップウィングで加速して、一気に接近。

  今は集中したいから黙って」


 SW44Mの装備と同時に、ルナのヘルメットのフェイスシールドにクィンビーの視界とターゲットサイトが表示された。

同時に愛用の銃が射撃用のコントローラーに切り替わる。レッシィとライが共同で構築した、クィンビーの精密射撃モードだ。

その使用にルナが踏み切ったこと、誰も口を出さない事の意味…それを、ライは理解した。


 『わかりました』


 その光景を見ながら、議員は何をする気だと取り乱している。彼をドルフ達が宥めているが、一向に収まる気配は無い。

悲惨なのは人質の少女で、見捨てられたのだと絶望し、うつろな表情で銃口を見ていた。

パイロットの男はそれを見てゲラゲラ笑っている。


 『んひぃあひゃひゃひゃあはは! お嬢ちゃん、死んじゃうねえー! かわいそうにねぇー!!』


 人質の少女がうなだれ、カプセルの中に座り込んだ―――

その時。クィンビーのカメラアイにルナの姿が映りこんだ。カメラの撮影領域を変更したのである。


 『大丈夫!』


 そしてそんな状況でありながら、ルナの声は力強く、不思議と少女の胸に希望が湧いてきた。

―――この人たちは絶対見捨てない。悪い奴をやっつけてくれる。

少女の絶望は、ものの数秒でかき消えてしまった。


 『おまわりさんを信じて!』


 カプセルの中で少女はうなずいた。父である議員にはルナの発言の真意が判らず、止めさせろとわめいていた。

ふと、少女の視線が銃口に向けられた。わずかに自分からずれた銃口に。

射線上からできるだけずれるようにして、少女はカプセルの隅にうずくまった。


 『いいですよぉ~良いですよ、撃っちゃっていいんですよ~! 人質がいない方がラクで』

 『黙れゴミ』


 パイロットの男がわめいた直後、SW44Mの銃口が火を噴いた。

銃弾はカプセルを直撃せずに掠める。衝撃波で上半分の外殻が粉々に吹き飛び、中の少女は無傷で解放された。

パイロットの男がそれに気づいた直後、ロボの頭部が粉砕される。

男は想定外の事態にパニックになり、絶叫する。


 『う、撃ったぁぁぁ~~~~~!!??』


 SW44Mの機能は三つある。弾丸の加速。銃身を用いて弾道の補正。

そして、弾頭を特殊な金属でコーティングすることだ。

コーティング剤はパイルバンカーと同じ材質で、スコルピオの件以降材質の強化に成功した。

当然同じ材質でコートされた弾頭もすさまじい貫通力を誇る。

人型ロボットの外装など、この弾頭にかかればただの厚紙も同然である。


 「ライ、今!」

 『了解!!』


 立ち上がったクィンビーが前進する。フラップウィングと脚部AGMTを併用した爆発的な加速だ。

だがロボットには衝突せず、レッシィの精密極まる腕部操作により、包み込むような柔らかさで少女を掬い上げた。

そして胸部ハッチが開き、コックピットスペースに一度格納する。

少女はルナの両腕で抱き寄せられ、無事に確保されたのであった。


 「ごめんなさい、怖い目に遭わせてしまって。でももう大丈夫よ」

 「はっ…はい!」


 元気な返答にルナもうなずく。

モニターでその光景を見ていたライは、そうだった、と思い直した。

 犯罪者に向けられる凶暴極まる正義感。そして、市民の安全を何よりも大事にする優しさ。

ただ暴力的なのではない、彼女はシティポリスとしての矜持を常に掲げる人なのだ。


 少女を再度クィンビーの掌に載せ、付近にいた父親の元へと返す。親子は抱き合い、お互いの無事を大いに喜んだ。

親子はドルフ達の車両に乗り、退避していく。モニターからそれを見下ろしていたライは、少女の目に光を見た。

彼女もまた、いつかメルに救われた子供達と同じく、シティポリスへのあこがれを胸に宿したのだろう。

ならば彼らのために、自身もまたポリスとして誇れる姿を見せなければ。

ライは決意を新たにした。


 そしてクィンビーは、右腕のSW44Mをフラップウィングに収納し、巨大ロボに掴みかかっていた。

操縦しながらルナが叫ぶ。その視線は犯罪者にとって恐怖そのもの。

直接目が合っていないにもかかわらず、ルナの視線を感じたのか、パイロットの男は恐怖に震えていた。


 『ひ、ひ…いや、あの、…ね、ちょっとその…冗談! 冗談なんですよォ!』

 「よくもあんな小さな子に、残酷なことをしてくれやがったわね…」

 

 そんな命乞いなど、ルナには通用しない。

その冷徹な声音から、パイロットの男は彼女の通称を思い出したようだった。


 『まさか…マッドポリス・ルナ……!? う、うわああああ!』


 男の絶叫が響く。逃げ出そうとロボットを動かすものの、鋼鉄の指で捉えられた機体は微塵も動かなかった。

男の目の前で、クィンビーは拳を振りかぶった。

最早逃れられぬと、死ぬより恐ろしい目に遭うと知り、男は言葉にならぬ叫びを上げて泣きわめいた。

そして無情にも、拳は振り下ろされたのである。


 「―――覚悟しろ、この野郎ォォ!!」


 鋼鉄の暴力を前にして、犯罪者は最早怯えおののくことしかできない。

引き裂かれる鉄塊、引きずり出される男。その先に待つのは、最早自力では出られない監獄である。

完全な敗北を悟った男は、死ぬより恐ろしい目に遭うよりはと、早々に降伏したのであった。




 イーストシティポリス、機動部隊第九.五係。

かつて巨大犯罪組織『キング・スコルピオ』を壊滅させた精鋭中の精鋭、五人の女達(と一匹の毛玉)の部隊。

時に強大な兵器で、時に邪悪な陰謀でシティを蝕まんとする犯罪者から、彼女たちは今日も街を護る。

それは終わりのない闘いだ。だが、彼女たちは絶対に負けない、そして諦めない。

彼女達の胸には、熱い正義の炎が常に燃えているのである。




―――爆装特警クィンビー・完―――

登場人物紹介


▽リヒテル・砂生

 所属:『キング・スコルピオ』二代目首領候補


 サナダと並ぶ本作の黒幕。巨大犯罪組織『キング・スコルピオ』の二代目首領になろうとしていた。

 表向きは砂生理科学工業株式会社の代表取締役社長。

 ハイスクールの頃に当時同級生だったダイアンとメルにボコボコにされたことがあり、その影響で三十代後半になっても女性恐怖症のまま。


 ・名前はサソリ+ライバルキャラっぽい名前から。



▽ゲイジ・マッカーディ

 所属:イーストシティポリス署署長


 イーストシティポリス署の署長。五十八歳。ある日サナダによる殺人の現場を見てしまい、スコルピオとの結託に巻き込まれる。

 しかし彼らと手を切ろうとはせず、サナダとスコルピオによるポリス弱体化に自ら手を貸した。


 ・名前はゲジ+ムカデから。



用語解説


◇男山モータース(おとこやま-)

 ドルフが贔屓にしている自動車工場。こういう社名だが当然女性社員もいる。

 企業としては中堅と言ったところだが、セキュリティと品質の高さから業界での信頼は厚い。

 作中ではオフィスに潜入された九.五係が仮のオフィスとして寮を使っている。


◇「利き手じゃないのよ」

 高高度でつるした相手に対し、いつでも手放せるという脅迫。

 その後「放してやったわ」までがセットだが、ルナは殺人はしないので放さなかった。


ガジェット解説


〇フラップウィング

 クィンビー強化用の飛行ドローン。リモートコントロールの担当がレッシィからライに以降。

 大出力AGMTとフレキシブルに可動するアームにより、クィンビーに常識外の機動力を与える。


〇パンディナス・インペレイター

 キング・スコルピオが運用する巨大ヒト型ロボット。頭頂高二十メートル、本体重量七十三トン。

 機体名は組織の名称になぞらえ、ダイオウサソリの学名から取られている。

 両腕には大型のハサミ、腹部には人型ロボットのコックピットを破壊するドリル「パルヴァライズニードル」が内蔵されている。

 合体・変形機構を廃し、この機体単独での市街地制圧をコンセプトとして製造された。

 操縦はオートメーション方式とマニュアル方式があり、リヒテルは前者で操縦した。

 クィンビーを押さえ込むほどのパワー、瞬間移動のように移動する機動力、堅牢極まる装甲と内部骨格を持つ。


〇監視カメラ連動撮影システム

 ルナの母、富士見 愛依が開発したシステム。シティポリス制式銃使用時、バイタルサインが通常使用時と異なるときに作動する。

 最も近い場所にある監視カメラに自動で通信を送り、撮影した動画を拳銃に保存するシステム。

 ポリスによる拳銃の不正使用が生じたした時、これによって使用者の特定が可能になる。

 愛依はこの他にポリスが事故に遭った時、殺害された時などの状況把握のために使おうとしていたが、

 富士見夫妻が殺害され、後に支給品も変更されたことで、このシステムは夫妻の殺害記録を残すのみに終わった。

 なお極秘で開発されたため、システムの存在を知っているのは英雄と愛依だけである。



・これにて本編完結。この後番外編を二本書く予定です。

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