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【完結済】俺の彼女が妹だということをみんなは知らない 2  作者: Melon
邪魔者

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千春と話す風峰

「風峰先輩、どうして私のことを呼び出したんですか?」


 俺は何も喋らない。


「 もしかして、告白ですか? 美咲先輩と別れて、私と付き合ってくれるんですか? ……風峰先輩、さっきからなんで黙ってるんですか?」


「……千春、これを見ろ」


 俺は、携帯の画面を千春に見せる。


「えー、なんです……か……」


 俺の携帯の画面を見た瞬間、千春の表情は一気に変化した。


「……なんで! なんで私の携帯の画面が! ……もしかして、秋葉ちゃんが間違えて持って帰った時に……。でも、ロックが……」


「今はそんなことどうでもいい」


 今は、このメモについて話してほしい。


「千春、なんだこれは……」


「なんだこれはって……。えーっと……」


 千春は視線を逸らす。

 俺の目をまともに見ようとしない。


「……お前が美咲を追い詰めたのか?」


「いや、そんなこと……」


「このメモには日曜日に美咲を家に呼んで、二度と目の前に現れなくなるくらい追い込むと書かれてる。そして、美咲は月曜日から学校に来なくなった。そして、入院した」


「私は……」


「発見されてなかったら、美咲は死んでいたかもしれない。お前は、美咲が自殺するまで追い込んだんだぞ! 」


「……そうですよ。やりましたよ」


 さっきまで否定していた千春は、はっきりと言った。


「私が美咲先輩から風峰先輩を奪い取るためにやりましたよ!」


「やっぱりお前が……」


「私は風峰先輩が好きだった。でも、あいつが風峰先輩の彼女になってた。この世から消えてしまえ場合と思った。だから、私はあいつを追い込んだ」


「千春、俺は俺のことが好きなんだろ……」


「好きですよ! この世で一番!」


「お前は、好きな人を傷つけるのは好きなのか……」


「……え?」


 千春は、俺の言っていることが理解できていないらしい。


「美咲が二度と家から出てこなかったら、死んでしまったら、俺が悲しむことに気がつかなかったのか……?」


「そ、それは……」


「お前がやったことは、好きな人を悲しませる行為だ……。それなのに、お前は美咲を追い込んだ」


「風峰先輩……」


「お前は、俺の悲しむ姿を見たかったのか……?」


 この時千春は、自分が過ちを犯してしまったことに気がついた。

 風峰の言う通り、千春がやったことは、好きな人を悲しませる行為だ。


「ごめん……なさい……」


 千春は床に膝をついた。

 涙を流しながら、謝り続ける。


「私は、とんでもないことを……」


「そうだ。お前はとんでもないことをしてくれた」


「もし、このまま美咲先輩が引きこもっていたら……。死んでしまったら……」


「もしかしたら、俺も同じように引きこもってしまったかもしれない」


「本当に、ごめんなさい……。でも、ごめんなさいで許されることじゃないですよね……」


 突然千春は立ち上がると、俺の部屋から出て行ってしまった。


「おい、千春!」


 千春は、ものすごい速さで俺の家から出て行ってしまった。

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