体育祭 2
三年生全員が参加するリレーの集合場所に着いた。
体育祭の実行委員の指示に従って、整列する。
そして、スタートした。
「いやー、惜しかったねー」
「あとちょっとで一位だったな」
あと少しで一位になれそうだったが、一位の黄組に追いつくことはできなかった。
だが、二位だったので、得点は結構入った。
「風峰先輩! お疲れ様です」
自分たちの場所に戻ろうとしたら、千春に話しかけられた。
「赤組強いですねー。でも、まだ競技が残ってます。まだ結果はわかりませんよ!」
「そうだねー。一気に逆転されちゃう可能性もあるし」
「それじゃ、私は集合場所に行かないといけないんで!」
千春は、集合場所に走っていった。
「優勝は……赤組です!」
最終的に赤組は抜かされず、一位となった。
「おめでとうござきます。先輩たち」
「ありがとー、美奈理ちゃん」
「私たちは三位でしたよ……」
「来年頑張りましょう、千春」
こうして、今年の体育祭は終わった。
「はぁー、もう動きたくないなぁ……」
千春は、ベッドの上で力を抜いて横になっていた。
「……さて、体育祭も終わったし、そろそろ実行しよっかな」
千春は、美咲にメールを送る。
「今度の休みの日に勉強を教えてください……っと」
千春は、普通に誘ったら美咲が風峰を連れてくるだろうと予想していた。
だから、用事があって風峰が来れない日に誘うことにした。
「覚悟してろよ……」




