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入学編1


高校3年生の頃俺は将来やりたい仕事もなく途方に暮れていた。

そもそも働きたくなかった働く気なんて1ミリもなかった。

進路希望用紙にはいつもなんとなく進学にしていた。

将来の夢があるやつは凄いよなぁ!

たかが17〜18歳のガキンチョには世の中の事なんてなーんにもわかんねぇっての!

多分先生も分かってないんじゃないかぁ?

教師しかやったことないだろうし


とりあえず高校を卒業してすぐに就職して社畜になるのだけは御免だ。

だから進学しよう。


専門学校に行けと親は言うが専門学校は嫌だ

だって専門的な事習うんでしょ?将来の道が狭くなるんじゃないの?決まってしまうんじゃないの?

それしかやらないんだろ?やりたい事も無いのに専門学校行ってもねえ…しかも大学より短いしな2年だろ?


その点大学は普通にいけば4年間もある!

人生の夏休みみたいなもんなんでしょ文系なら!

俺は理系には進むつもりはないしまず数学が全くといっていいほどできない…

まぁ赤点はとったことないけど

それになんとなく文系の方が楽しそうだしな


そういうわけで文系の4年制大学に行くことに決めた。

そもそも受験勉強もセンター試験も受けたくなかった。めんどくせえもん

なら推薦で行くしかない!

幸い俺の成績はそこそこ良かった

評定でも4.2あった

高校のレベルが低いおかげでもあるが…



進路を決める時期がやって来た

「御幸大学に行きたいです。」

と先生に言った。

「え?御幸大学は数理科の子たちが行くレベルの大学よ??」

数理科というのは俺がいる普通科より偏差値が高いクラスだ。

「でも行きたいんです。学費も安いしですし」

「そうそれなら指定校推薦も来てるから頑張ってみなさい」


指定校推薦。それは選ばれるとほぼ合格みたいなもんだ。

でも校内で1人か2人くらいしけいけない狭き門だ

御幸大学からの指定校は評定4.0以上となっていた。俺は条件を満たしている。

授業だけは真面目に受けててよかった…

人数は1人だけだった…俺以外に受ける奴がいない事を祈ろう。

希望したのは俺だけだった

凄いラッキーだった



入試の試験は小論文と面接のみ簡単だ。

試験の日泊まり込みで御幸大学ある県まで行きささっと小論文を書いてテキトーに面接を受けて来た。

指定校推薦に選ばれたってだけで受かったようなもんだしな


しばらくして結果はもちろん合格!

一応ホッとした。親も安心してくれたみたいだとりあえず良かった…

これで働かなくても済むわ


こうして俺は簡単に入試に合格し夢の大学生活を始めることとなった!

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