戦闘2
かなり遅くなりました!
今後は少しは早くしたいです!
「がはッ…」
麻衣に男の蹴りが入った。
ガン=カタは麻衣にはかなり辛かった。
なぜなら、麻衣は銃と格闘術どちらも考えないといけなかったのだ。
二つのことを同時にこなすのは麻衣にとっては別に大丈夫なのだが、相手が第1世代ともなれば話は別だ。
しかも、強い第1世代ともなれば、余裕なんてありゃしない。
それに対し、男は麻衣の格闘だけに思考を尽くせばいい。
麻衣の格闘は早いし、強いがそれを男はしっかり処理していた。
麻衣には二人と戦ってるようだった。
男の攻撃は徐々に麻衣の体を蝕む。
(銃の残りが空になれば…)
麻衣はそう思い、とにかく守りに徹する。
そして、二丁の銃の最後の一発を交わし、攻撃に入る。
しかし、男はDEを一丁上に投げ、違う銃を取り出したのだ。
「何丁あんだよ!」
麻衣はキレながらも、横に回避。銃弾が横を通過する。
麻衣の反応速度で無ければ、確実にこの世とおさらばになる一撃だっただろう。
男は麻衣が回避した瞬間に片方のDEをリロードする。
その仕草には無駄がなく、麻衣が攻撃出来る隙はない。
男は麻衣が休む暇を与えない。
攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃
「チッ…」
麻衣にとって接近戦を仕掛けられるのは得意ではなかった。
いつもの麻衣の戦闘スタイルは、むしろこちらから近づき、攻撃のラッシュだったのだ。
逆の立場は麻衣はあまりない。
もともと、麻衣の速度が速いため、麻衣は先制出来たし、そこから攻撃を続けれた。
だが、麻衣は攻撃を出来ない。いや、男がそれを許さない。
全部守りに回されているのだ。
「どうした…最強!…こんな…もんか!」
男は息切れしながらも、まだ余裕があるぞと言わんばかりに言う。
対する麻衣は苦痛の表情を出しつつも答える。
「…うるさい!…私の力はこんなもんじゃ…ない!!」
麻衣の渾身のパンチが男の腕に当たり、男は体がよろめく。
それを逃す麻衣ではない。
麻衣はやっと、自分から攻撃を開始。
麻衣の小さな体から繰り出される素早い攻撃を男は裁ききれず、何発か当たり吹っ飛ばされる。
「はぁ…どうだ!!」
麻衣は荒い息をしながらもなんとか言う。
「流石だよ…あの人が言ってることだけはあるってわけだ…こんなに強いとは…」
(あの人?)
男は口から流れる血を拭う。
麻衣も男ももう限界近くだった。
男は銃を構え直す。
麻衣も構える。
(一撃でけりがつく)麻衣はそう確信していた。
だから、麻衣は攻撃される前に突っ込んだ。
男は銃を発砲しない。
麻衣は一瞬で男との距離を詰める。
麻衣の下からの懇親のアッパー。
男の頬を直撃。
麻衣は勝ったと確信した。
だが、男は「ニヤリ」と笑っていた。
男は頭を後ろに下げることでダメージを最小限にしたのだ。
さっき、麻衣の蹴りを和らげた方法と同じだ。
麻衣は同じ方法に二度もやられた。
男は賭けていたのだ。
わざと当たり、相手が油断したこの一瞬を突くために。
男は麻衣の腕を掴み麻衣を逃がさなかった。
「はぁぁあ!」
今度は男の懇親の蹴りが麻衣の腹部を直撃。
「うぅ…がっ」
麻衣は声に鳴らない声を上げる。
しかも、男が腕を掴んでいるために、麻衣は飛ばされることなく、蹴りの威力をそのまま受けてしまった。
「お前は強かった。だがな、年長さんを…舐めるなよ」
男は無慈悲にもう一度蹴りを入れた。
「がっ…くが…」
今度は腕を離され、数メートル飛ばされ鉄の壁に打ち付けられる。
麻衣の視界は黒く染まっていく。
麻衣が最後に見たのは、自分の前で悲しそうにしている男の姿だった。




