表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/1

花の膣

御魂と言うものがある。

神の息とも言う。

日本は、核保有国である。


戦争に敗れた吉田和希は、サトウキビ畑で意識を失っていた。

「待って!!御魂が光っている!!」

死体はわんさかあったのだが、皆、その御魂はどす黒かった。

「回収する!!」

彼は言った。

気が付いた時、吉田和希は、洋風な部屋の中にいた。

(ロシア人だろうか?)

目の色が違った。

何が起きたのだろうか?

吉田は、頭痛を感じながら、のぞきこまれた男の顔を見た。

吉田和希は、のちに、エージェントとなる。



黒澤は、大阪から完全に撤退した。

花と、ここ祇園で暮らし始めたのだが、すれ違いが続いていた。

それは、谷田、咲坂、楠木、皆伐と共に、たびたび東京で集まらなければならなくなり、昨今のユーチューバーたちの行き過ぎた行為に、早急に対応を迫られていたからである。


「詩吟はまったく受けんと」と、静香は言った。

「こないだの京都劇場での結川様は、素晴らしかったじゃけ。ただ、祇園向きではないじゃけ」

蛍は、谷田と皆伐というパトロンを得たのだが、祇園での立ち位置に右往左往していた。

「花は、いいじゃけ。黒澤様と言う旦那様を得て、SEを気取っていられる」

静香の言葉に、蛍は一瞬押し黙った。

花は、おかみとは違う。なぜ、三人が揉めているのかは、売春とマクラが紙一重であり、黒澤のいない祇園の店の一つを任せられたからである。


夜遅く、東京から戻った黒澤は、酒を飲んでいたようだった。

花と黒澤は、祇園の一角で所帯を持った。

「男衆を一人、置いて欲しいじゃけ」と、花は言った。

女ばかりの経営は、心もとない。

ところが黒澤は、「必要ないじゃけ」と、取り合わなかった。


黒澤は電気を消し、服を脱いだ。

「花は、俺だけのものじゃけ」と、花の、足を広げた。

その割れ目に黒澤が手を入れると、クリトリスを吸った。

花のクリトリスが、勃起してくると、黒澤は、「まだまだこんなものじゃないじゃけ」と言った。

膣が愛液で溢れて来ても、花が声を出さないのが不服だった。

黒澤は、花の膣の奥まで指を入れ動かした。

そのあと、黒澤の一物を花の口にあてた。

「口を開けるじゃけ」

興奮した黒澤の息遣いは荒い。

花は、これ以上の凌辱はないと感じていた。

それで、無言で黒澤の一物から逃れようとした。

「ここから先じゃが、うちは、しとうない。口は災いの元じゃけ」

花は、本気で言った。

膣は十分濡れているのに、何が悲しくて、口でくわえなければならないのか?

黒澤は一瞬黙ったが、吹き出しそうになるのをこらえ言った。

「もうええわ」

花が、黙っていると、黒澤は、「今日は、疲れたじゃけ」と、布団を被った。

「心配ごとがあると、ムードに乗れないじゃけ」

花が言うと、黒澤が、「わかってる」と言い、花を布団の中で抱きしめた。

「今日だけは、サービスじゃけ」

黒澤の寝息が聞こえる頃、何だか明日への心配ごとなど小さいことだと感じたのだが、祇園のお姉さま方に、「若い身空で」と言われたことが気になり始めた。

胸が疼くのは、御魂であり、黒澤を愛しているからに相違ない。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ