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私がまだ見ぬ未来は

作者: GONJI

私の住んでいる大阪市内のこの地域は中層から高層へ建て替えが進む団地が多い人口密集地で、さらに老人がとても多いところです

若い頃から住んでいてそのまま住み続けておられる方が多いのです

子供達も巣立ち、老齢のご夫婦あるいは独り暮らしの方がどんどん増えて高齢化が止まりません

この地域に根ざして歩いていけるスーパーマーケットへ手押しのショッピングカートをがらがら押して買い物に行かれる方の姿をよく見かけますし、当然店内での買い物もゆっくりですし、レジでの支払いも財布を出して小銭を一生懸命探しておられる方も多く時間がかかります

ある意味この地域の標準生活速度なわけです

平日は朝9時頃には介護施設からのお迎えの車両で溢れます

当然ながら夕方も帰りのお送りの車両で溢れます


さて、そんな地域ですが、ある場所ではいつのまにか空地になっていたようで、何か建物が建ったと思ったら老人ホームなり介護施設ができていたりします

我が家のすぐ近所にも同じ道沿いの50メートルぐらいの間に小規模の老人ホームが1棟とデイサービスの関連施設が3軒あります

また介護関連施設ができた!最近は正直そんな感覚でいます


さらにそれほど高くない建物ができたと思ったら家族葬の葬儀場だったなんてこともしょっちゅうです

また葬儀場ができた!これも正直な感覚です

結婚式場がそのまま葬儀場になったところもあります

確かに結婚はしない方はいるかも知れませんが、人生の終りは誰も免れません

しかし、目につくものが、老人ホームを始めとする介護施設と葬儀場ばかりとは、どれだけ高齢化が進んだ地域なんだろう?とある意味感慨深いものがあります


それが増えていく反面、近所に5軒あった銭湯が全て無くなりました

この辺りに引っ越してきた頃は家風呂なんてない家が普通でした

古くからある中層の団地も家風呂はなく、ベランダに簡易のユニットバスを置いている家もありました

我が家は平屋から中層の団地に建て替えがあって家風呂ができました

その後は引っ越しても家風呂があるのが当たり前になりました

そうこうするうちに銭湯は廃業へ

かつてお茶の間のテレビ番組で銭湯を経営する一家の連続ドラマがありました

当時はそうそうこうだねと内容はすべて理解できましたが、どんどん銭湯が無くなっていったので行かれたことがない方も多いのではないでしょうか?

あのドラマは何のこと?と説明しないといけなくなるかもしれません


2025年の団塊世代の方の後期高齢者問題が騒がれていますが、私自身は2035年問題なんです

その頃の世の中はどうなっているのでしょうね?

現在、お陰様で私は増加する介護関連施設と葬儀場は未体験です

まあ、自分自身が葬儀場の利用をしたらここには何も書けない状態ですからね


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