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1分で読める短編シリーズ

プレゼントとお返し

作者: 優木貴宏

「はい」


突然、彼が私に何か渡してきた。


細長い箱がリボンにくるまれており箱を開けるとペンが1つはいっていた。


以前彼とデートしてたときに気になっていたものだ。


「凄く嬉しいけど急にどうしたの?」


私が尋ねると


「いつも全然わがまま言わないけど、前のデートの時にそれをずっと見てたからさ、本当に欲しいんだろうと思ってのプレゼントだよ」



笑顔でそう言う彼に対して私は嬉しくて衝動的に抱きついてしまった。


そのときの彼は喜ぶ私を見て嬉しそうな笑顔を浮かべていた。


嬉しい反面、こんなの突然ずるいと思った私は彼が前から欲しがっていた小銭入れをお返しに送ろうと決めた。


それを送ったとききっと私と同じように喜んでくれると想像した私の顔はペンをもらったとき以上の笑顔だったに違いなかった。

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