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東方 親花伝  作者: 博神幽牙
第一章 親花の叫び
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第六幕 魔剣 ロキ

こんにちわ!フランです(`・Д・´)今回は初めてのバトルシーンです!超絶下手です。長文です。それでも良いって方はゆっくり読んでやってくださいm(__)m

※妖夢ファンの方は気をつけて読んで下さい。キャラ崩壊が酷いです。

「ちょっと!」

「どうした?ぼーっとして。」

「大丈夫ですか?」

「・・・ッハ」

大丈夫。どんなに現実から離れても彼女達が繋ぎ止めてくれる。そう、思っていた···。

「あ、ああ、大丈夫d」

最後まで喋らせてくれない。もう、それはお決まりらしい。

大気を揺るがし兼ねない程の地鳴り。

「な、なによ!これ。地震!?」

「さっさと外出るゼ」

「急ぎましょう」

襖を開け放ち庭へ身を投げる。目の前に広がっていたのは青い光の壁とその先に広がる虚無の空間のみ。

「なんだよ!?これ···」

「結界ですね。」

「外の虚無はおそらく転移系魔法特有の物だゼ。」

「転移魔法と空間固定の結界ね。私でも解くのは時間がいるわ。」

「誰がこんなことを···」

予感、それは人間特有の感覚。しかしそれは感覚より上、確信の領域。絶対的な悪寒が四人の背中に走る。

「···ッ!」

息が出来なくなる。重圧に圧され体が潰れそうだ。過呼吸になりかける俺に霊夢さんが強く叫ぶ。

「深呼吸して意識を保ちなさい。大丈夫、私達が守るから。」

笑い掛けてくれる彼女の顔からはさっきの様な本当の笑顔は消えていた。一層厳しい顔になり叫ぶ。

「全員コイツを囲んで周囲警戒!術者は結界の中にいるはずよ。探しなさい!」

俺を囲むようにして三方向に視線を向ける。

「おい!あそこ!」

神社の方を見ていた魔理沙さんが叫んび、残り二人が一斉に魔理沙さんが指差した方を見た。神社の屋根の上に乗っていたのは一人の青年だった。

俺ものし掛かってくる重圧に逆らい顔を上げ、俺の瞳は青年を映した。普通だった。どこにでもいる普通の青年で妖夢さんの様に周りに変化はないし、魔理沙さんや霊夢さんの様な特徴的な服装でもない。見た目のわりに少し幼く見えたような気がしたがそれ以外に気になる点など無かったのだ。彼の右手に禍々しい程の長剣さえ握られていなければ···。

「何なんだゼ。この魔力は···。」

「あんた誰?私達に何の用?」

冷静にしかし咎める様な口調で霊夢さんが聞くと青年はこちらに向けて無言の笑みを返した。邪悪など知らない様な純粋な笑み。知っている筈がないその笑みを俺は何処かで見たような気がして···

刹那、俺の思考を巨大な殺気が吹き飛ばした。奴の、青年の物ではない。青年は今もただ笑っているだけで···。殺気は妖夢さんの物だった。ずっと黙り俯く彼女は俺よりも遥かに付き合いが長い筈の霊夢さんや魔理沙さんが驚く程の殺気をその華奢な体から溢れさせていた。

「よ、妖夢?」

霊夢さんの問い掛けを無視して妖夢さんは静かに歩きだす。

「スペル『魂符 身代(みしろ)荒魂(あらたま)』」

呟くと同時に妖夢さんの周りに漂う半霊が二体に増え、殺気も一層増したような気がした。

「霊夢、ごめんなさい。神社、壊しちゃうかもしれないです。」

振り向かずに告げると妖夢さんの体が浮き上がり屋根の、青年の高さまで上昇する。

「待ちなさい!妖夢!一人では」

「よく見ろ霊夢。妖夢の奴、本気だゼ。私らは良いとしてもこいつが巻き添えをくらうのは不味いだろ。一旦離れよう」

「くっ!分かってるわ。こっち!」

俺の手を取り結界ぎりぎりまで離れる。

「ここに結界を張るわ。でも、最悪私達二人が行かないといけない。妖夢を死なせる訳にはいかないわ」

当然の事だ。会って少しの俺でさえ死なれたくないと思っている。それに比べ霊夢さん達の思いは計り知れない物だろう。しかし、あれだけの殺意を放っている妖夢さんが負ける、しかも死ぬかもとはどうしても思えない。とはいっても、こちらは戦闘は素人だ。霊夢さん達にしか解らない事もあるのだろう。

「霊夢!結界急げよ。そろそろ始まるぞ!今回ばかりは気軽に応援も出来ないけどな。」

「そうね。情報が少なすぎるわ。この状況もあいつの素性も、何であんなに妖夢が激昂してるのかもね···。」

確かに妖夢さんの様子はおかしい。さっきまであんなに大人しくおしとやかだった妖夢さんがなぜあんなに怒っているのか、そう言えばあの青年を見てからずっと黙っていたな···。

呆然とそんなことを考えていると何処かで澄んだ鈴が鳴るような音が聴こえてきた。妖夢さんの方からだった。妖夢さんの両手に光が集い二刀の剣を具現化させる。

「あれは···?」

俺が呆然と呟くと霊夢さんが答えてくれた。

「あれが妖夢の操る二刀一対の霊刀、長い方が楼観剣、短い方が白楼剣よ」

冷静を装う霊夢さんも声色は不安そうだった。そんな中上空では緊張が高まる。

「一度だけ質問します。その剣について話す気はありますか?」

「・・・・・」

「そうですか···。答える気はないですか。ならば···ここで死んで頂きます!」

瞬間、妖夢さんが空を蹴った。神速にも似た速度で必殺の刃が青年に迫る。しかし、甲高い金属音と共に青年は片手で長剣を握り易々と受け止めた。

「そんな軽い剣じゃあ僕は殺せませんよ?」

重量を考え鍔迫り合いを嫌ったのか妖夢さんが大きく間合いを取る。

「やはり、それは魔剣でしたか。」

「おや···この剣を知っているのですか?···ああ、そうか。その剣技といいその霊圧の強度といい貴女は白玉楼の子かな?」

「何故それを···!?」

「フフフ、ならこの霊圧に見覚えが有るんじゃないですか?『喰い尽くせ···!ロキ!』」

「·····!!この、この霊圧はまさか···!」

「フフフ、解放するのは大変だったらしいですよ」

「貴様ァァァ!!よくも、よくも幽々子様を!!」

半泣き状態で妖夢さんは叫んでいた。知らない名前、知らない単語だらけだがこの空気が、あの気迫が、俺に告げている。あの青年は触れてはいけない逆鱗に触れてしまったのだと。

「許さない!絶対に!!」

二刀の霊剣の鋒が白銀に輝いていく。しかしその光はどこか曇っているような気がした。

「スペル『斬符 霊風小太刀(れいふうこだち)』!!」

白楼剣から光の刃が放たれた直後、楼観剣に光を集中させながら妖夢さんは動いた。勿論俺の目には追えない動きだったが···。

連結詠唱(スペルコネクト)

「スペル『妖符 靈刄斬波(れいじんざんは)』!!」

一気に青年の背後を取ると先程の攻撃と青年を挟む様に斬撃を飛ばす。

神速の斬撃、避ける事は不可能だった。爆発音に続き白煙が舞う。青年が真下に落下していき神社の屋根を突き破った。それを見て霊夢さんは苦笑いするしかないようだった。

「あーあ。まったく、神社半壊じゃない。修理どーすんのよこれ。」

終わったかと思ったのもつかの間妖夢さんからさらに殺気が放たれる。

「ちょっと!?まだやる気?」

「これは全壊確定なのゼ」

二人は呆れ半分、楽しさ半分って感じだったが、俺には妖夢さんが少し焦っているような気がした。

「スペル『二対一閃地裂(についいっせんちれつ)(しき)』」

妖夢さんが呟くと二本の剣が明るい茶色に輝き始める。輝きが最高に達した時、妖夢さんは無造作に二本の剣を離した。一切のぶれなく青年の落下地点手前にX字に突き刺さる。剣のオーラが地面に満ち、波紋となって広がっていく。

『"裂けろ" "砕けろ" "瓦解しろ"』

妖夢さんが今までと違う術句を唱えていく。

「おいおいおい、妖夢のやつ、どこまでやる気だ!?おい!霊夢!!妖夢が前に使ったのは地裂だ!今のあいつは手加減しねえ。ここまで来るぞ!」

「分かってるわよ!魔理沙!こいつ抱えて飛びなさい。私は結界ごと上に上げるわ」

「分かったゼ。おい!こっちだ」

魔理沙さんが俺に手を伸ばす。手を取ると思いっきり引っ張られて箒の後ろに乗せられた。どこにそんな握力があるのだろうか?

「衝撃波、来るぞ!」

増加詠唱(ブーステットスペル)

『"大地を切り裂け"』

交差(グランド)する破壊(クロス)大地(エスキューション)

オーラを放っていた二本の剣を中心に亀裂が走り、大地が砕けていく。俺達がさっきまでいた場所も亀裂に呑まれ崩れていった。

「ちょっとこれ、修理どころか土地が無くなるんじゃないの?」

霊夢さんが別の意味で青ざめていた。神社はもう原型はなく、ギリギリ残った跡地も徐々に崩れていっている。そんな中、妖夢さんの殺気は衰えようとはせず逆に増すばかりであった。

「妖夢のやつ、これ以上何処を壊すって言うんだよ」

妖夢さんの殺気は無尽蔵に増していく。もう、殺気だけで文字通り人を殺せるのではないかと言うレベルまで達していた。あるレベルを超えると今までの殺気が嘘のように消え静かになった。

「お、おい、これって···」

「止めなさい!!妖夢!それだけは!」

魔理沙さんが信じられないとばかりにうろたえる、霊夢さんが弾けるように叫び続ける。妖夢さんには聞こえていないのだろうか、いや、聞こえているのだろう。しかしそれでも無視しなければならない程の理由が···そう思ったときふと、妖夢さんがこちらに笑いかける。今にも泣き出しそうな顔を無理矢理笑顔に変えて···。俺は何故かこの時、もう妖夢さんに会えないんじゃないかと思った。

霊夢さんや魔理沙さんもそれを見て泣きそうになっていた。

「そんな顔すんだったら···、そんな顔すんだったらもう終わりにして戻ってこいよ!それを使う必要なんてないだろ!」

「そうよ!妖夢、この戦いはあんたの勝ちでもう終わったわ!だから戦うのを止めて戻ってきなさい!」

妖夢さんは静かに右手を空に掲げていく。もう、覚悟は決めたと言わんばかりに···。

霊夢さんは泣きじゃくりながら叫んでいた。今までの大人びた印象からはかけ離れた、歳相応の少女の様子。

「止めて···妖夢···だめ、だめェェェェェ!!」

妖夢さんが右手を空に掲げ、静かに、力強く、詠うように叫ぶ。

最期(ラスト)詠唱(スペル)!!》

『終命符 天地創造(てんちそうぞう) 千剣天昇斬(せんけんてんしょうざん)

千の刃の葬列が神社だった場所に降り注ぐ。もう大地はなかった···。

お疲れ様でした。まずは謝ります。すいませんでした。m(__)m話の中で分からない単語が多く出てきたと思います。次回出来るだけ分かる様にするのでそれまでに想像で誤魔化していてください。

さて如何だったでしょうか?初めてのバトルシーンと言うのもあり、中々うまくいかず苦戦しましたがこんなんでも良いって方はこれからもよろしくお願いします。

次回 ~命を賭けて~ 命とは、人間が生まれながらにして持っている最も強い武器である。

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