晴香の毎日続き
あれ以来奈津子とは会っていない。出来るだけ離れて過ごすようにしてる。でも、それは奈津子が悪いと思う。だって、小学生の頃からの友達なのに、友達じゃないって...ひどすぎる。
その日私図書室に勉強しに行くとそこには奈津子がいた。なんかやだったから私は一番端の席に座った。そうしたら奈津子が近寄って来て
「何で無視するの??」って言った。
「私は友達じゃないでしょ?私のことはどうでもいいんじゃない?!」
「何言ってるの??友達じゃないってどういうこと?」
「私愛美に私はただのクラスメイトで友達じゃないって言ったこと聞いちゃったよ。」
奈津子は焦った様子で「いや、それは違うよ。新しいクラスで友達をつくりたかったから言っただけ。本気じゃないよ」って言った。
「それでもひどいよ。傷つくんだよ」
「ごめん晴香、本当にごめんなさい。私知らない内に晴香を傷つけてたこと初めてわかった。」
私は奈津子がなんかかわいそうに思えてきた。そうだよね、誰だって知らない内に誰かを傷つけることがあるよね。
「いや、もういいよ奈津子。でも同じことはもうしないって約束して。凄く傷つくから」
「それは自分の友達が他の人と仲良くしてるところを見て、ヤキモチをやいたって思ってもいいんじゃない?!」
それから私達は元通りの友達に....