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そんな あなたが

カサカサ と音が響く


音が止まると


鼓動が

より弾んでいる


箱の中身を想像している




あなたは

そんな僕を見る


僕よりも

楽しそうな顔をするあなたは

ずるいと思う


でも

僕は笑ってしまう



あなたは ズル過ぎる






覚えていてくれたんだね

些細な言葉

些細な反応



どこまでもズルイあなた


ありがとうって

素直に言えないじゃないか




いつからあなたは

これを僕に渡そうと思っていたのだろう


何を思って

これを探していたんだろう


見つけた時のあなたは

どんな表情を浮かべていたのだろう







そんなに僕を見ないでくれる?





うれしいよ





うれしいよ

だけど

そんな あなたがズルイ





僕に

『あなたが好きだ』と言わせるんだから


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