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ふわふわ
いつも遠くて
暇で
眺めていただけだ
空から飛び降りた
君の笑顔が見たいと言った
ふわふわ ふわふわ
ここは気持ちが良くて
ふわふわ ふわふわ
ここは居心地が良くて
ふわふわ ふわふわ
だから僕らは
何も見ようとはしなかった
人を陥れる瞬間を
知っていて
目を逸らした
数えきれない嘘を
耳に通さないように
聞かない振りをした
時折見た
人の優しさを
目に映しても
何も見なかった事にして
そうして僕らは時間を過ごしていた
あの日の空が
低く感じたから
君が
近くに感じたから
話してみたくなった
君の笑顔に
会いたくなった
君に笑ってもらえると思って
触れてみたいと思った
僕だけに
笑ってよ
空の上から僕は来たよ
この世界のマシュマロという食べ物は
僕に空の上に居た時間を思い出させた
君が
初めて一緒に食べてくれた甘いお菓子だった