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路地裏、猫の目

作者: かれんこ

春休み集中製作月間7つめです


白い病室 脅え眠る君に姿に

僕の中の表裏の心が揺れてる


窓から降りる勇気が無いから

ずっと天罰を待ってる情けない僕


・・・早く罰してください


ネオンさえ届かない路地裏で

彼女の涙を猫の目だけが見ていた

ただ、汚い映写機だけが

あの日の彼女を映す


白い病室 絶望映る君の瞳に

「もっともっと欲しい」と心が揺れてる


僕の内の僕を殺せないから

酷い過ちを犯した情けない僕


・・・早く殺してください


狭い部屋の隅っこで

電気も付けずに

映写機を直しては、

涎を出して、繰り返し見てる


見飽きると贖罪しょくざい

おかしくなって

右手首を眺めては、

怖くてやめる、情けない僕


生きる価値も無い

死ぬ価値も無い

僕はどうすればいいのですか?

僕を早く殺してください・・・・


鳴き声さえ届かない路地裏で

身勝手な愛を猫の目だけが見ていた

ただ、桃色ピンクの映写機だけが

あの日の路地裏映す


病室へ見舞いへ尋ねた僕を

「悪夢の元」と君の目だけが語ってた

ただ、ふたりの映写機だけが

あの日の路地裏映す

春休み集中製作月間7つめ

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして。 あらすじの「路地裏で~」で 気になったので読んでみました! 罪を知ってる猫の目や 映写機を眺め涎を垂らす僕(彼)、 歪な話だったけど素敵でした。 人は彼の様に贖罪=死といっ…
[一言] 怖いですね まぢ怖いです 理解するのに三回読み直しちゃいました(汗 独特の世界めっちゃ大好きです 映写機で涎…… む〜 と考えたら恐怖感! いい感じで解らしてくれているので楽しく読め…
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