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神崎涼の失踪  作者: 紅月
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第二話

『大変よ、作者が今日次の話を投稿したわ』

「まぁ、作者の方にも訳があって、今日明日と学校祭だけど明日は投稿する元気がきっとないからだって」

『へぇ』

「まぁ、作者は期限が○○日か××日と言われたら遅い方を選ぶ性格をしているからね」

『先延ばしした結果、気付けば期限の直前ということはよくあるそうね』

「小説の投稿が遅れないことを切に願うよ」

「で、俺はどうして正座させられているんだ?」


 月華の家、俺は黙ってとんずらするつもりだったのだが月華のやつはどうやったのか俺は気づけばあいつの家に正座していた。目の前には夕食を食べている月華。確か、今日は厄介なもの(ユウのことだ)をうまい具合に月華に押し付けることができてラッキー、とか思っていたんだよな。それで、ゆっくり酒でも飲もうか、と思って扉を開けたらなぜか月華の家の玄関で、月華が目の前にいてつかまってしまったんだよな…。そのことを思い出しながら俺は月華に抗議の声を上げる。


「だいたい、俺は家に帰ったはずだぞ。」

「なに、昔の知り合いにもらったものでちょっとな。」


 あいつは笑顔でこっちを向く。あーすいませんすいませんほんっとうに逃げようとしてすいません。だからその笑顔やめてくれませんか?てか、その知り合いなんかおかしくないですか?そいつは魔法使いですか?

 という心の声が聞こえるはずもなく月華は相変わらず笑顔を崩さないままテレビを見ているユウを指差す。


「で、こいつはなんだ?」

「説明すると長くなるんだがな、一昨日、俺はいつもどおり残業を終えて帰るところだったんだ。」


 駅から家まで歩いている途中の悠は家の近くで倒れているユウを見つけた。家の近く、と言っても駅から約五分のところにあるマンションの三階、悠の家の前の廊下にいた。

 擦り傷や、浅い切り傷(どちらも出血は止まっていた)はあったものの深い傷を負っていたわけではなかったが、とても弱っており家へ連れ帰って介護した。で、だいぶ回復したもののまったく話さない。聞こえてはいるのだろうが話さない。呼び名がないと不便なのでとりあえずハルカからユウという名を与えた、と月華に説明する。

 本当は昨日つれてくるつもりだったのだが、ユウの回復があまりよくなかったので今日つれてきた、ということは話さなかった。それを言ったらこの意地の悪い友人は何を俺に対してするのか分からないからだ。いいことではないのだけは保証できる。


「なるほど。」

「それで納得するのか?」

「俺はもっと荒唐無稽な話を知っているし、認めたくないがお前はこういうことで嘘をつかないからな。」

「それはほめているのか?」

「それより、あいつ話すことはできるぞ?」

「マジか?」


 月華曰くユウには朝からずっとテレビを見せていたらしい。昼ごはんを食べようと思ってユウに何を食べるかたずねたところ返事が返ってきて、月華が話しかけるとちゃんと返事したらしい。


「そういえば、あいつはじめに話しかけたときは何にもしゃべらなかったしなぁ、しゃべれないってことを忘れてたよ。」

「なんてしゃべったんだ?」


月華によると少し話してみた感じでは


「お前の名前は?」

「ユウだってあの人が言ってた。」

「あの人ってのは?」

「あたしを助けてくれた人」

「じゃあ、自分の家わかるか?」

「ううん、何にも覚えてないの。」


結果:記憶喪失(仮定)。

 何も覚えていないので何処から来たのか、また、何があって倒れていたのかなどはまったくわからない、ということだ。言葉についてはおそらく普段から使っていた物だから簡単に思い出せたのだろう、というのが月華の見解だ。

 こういうときはどうすべきか。


「ドラマとかだと、家出の情報を探すんだよな」

「お前が探せよ」

「何でだよ!!お前も手伝ってくれよ!!」


 しれっと言い放った月華に悠がくってかかる。月華は夕食を口に運ぶ。夕食がまだの悠にとってはうらやましい限りだ。


「なら、俺が警察に言って聞いてくるからお前はネット上で何か調べてくれ。」

「それなら構わないが、警察に行ってなんて言うつもりだ?」

「え?そりゃああったことをそのまま…。」

「「家の前で倒れていた女の子を保護しました、どうやら記憶喪失みたいなので行方不明者の名簿でも見せてくれませんか?」っていうのか?

 警察が信じるわけないだろうし、信じてもお前が犯罪者扱いされそうだな」


 ニヤニヤ笑う月華。昔の女っぽい顔の面影は今はなく、かっこいいという形容詞がぴったりな顔がこの笑顔によってより際立っているといっても過言じゃない。これでこの性格と仕事じゃなければものすごいもてただろうに、頭を抱えながら悠は確かにその通りだと思う。

 でも、そうだとすると情報が集められない。


「お前、絶対性格悪くなったよな。」

「そうか?」

「で、どうすればいいんだろうな?」

「それなら、俺は警察に少しばかりツテがあるからこれをもっていけ。」


 月華はさらさらっと紙に何かを書いて封筒にしまう。それを見ながら悠は言う。


「お前のコネって引きこもりの仕事の割にはすごくないか?」

「ま、昔いろいろあったんだよ。あと、引きこもり言うな。」

「24歳に昔って言われてもなぁ…。」

「よし、これを警察署にいる笹田っていうやつに渡すといい。受付で笹田を呼んでもらってこれを渡せ、俺からだといえば絶対に受け取る」


 封筒にのりで封をして悠に渡す。それをしげしげと眺めながら悠はこれからの計画を口に出して形にした。正直、さっさと警察の方にユウを保護してほしい(渡してしまいたい)のだが、それができるかどうかはまだ、分からない。


「とりあえず、明日は会社は休みだし行ってくるか…。早いほうがいいだろうしな。」

「明日は様子見だから、ユウは警察に保護してもらえないぞ?それに、笹田はそういうことができないから、あんまり甘い考えを起こすなよ?」

「お前は俺の考えを読めるのかよ!!」

「長年の勘だ。仕方がない。」

「仕方がない、で片付けるなよ!!」


 いや、マジで。こいつなんなの?時々思うけど、心読むとか何処の超能力者なの?…月華だけど。

「そういえば、作者がいないから今回も後書きにいるけど、ボクらって前書き出演分のギャラってもらってるの?」

『そういえばその話をしてなかったわね。とりあえず探し出して聞いてみるわ』

「・・・もう、行っちゃったね。じゃあ、今回はここまでということで

この作品では皆さんの感想を待ってます。手厳しい評価も受け付けております。出演キャラクター及び作者への質問も受け付けております。

感想をメールで、と言う方はこちらのアドレスを使用してくださいhappy_first_tea@yahoo.co.jp」

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