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神崎涼の失踪  作者: 紅月
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第十七話

動き出したのは小さな歯車


さぁ、奏でなさい


道違たがえし者たちの始まりにして終焉へと続く曲の序章を

時がたって・・・。

俺たちは今、黒ずくめの集団に囲まれてる。

どう考えてもあっちが悪役・・・だよな!!

だって俺悪事働いた覚えはないし、前にいる月華、後ろにいるユウもそのはずだ。

この間のことを考えると月華は、よく分からんな。

俺たちが乗っている車、の上にも人がいるらしい、目の前の女はそう言っていたし、そうなのだろうと思う。

以前見た写真の人は女だったようです。

なぜかって?


目の前にご本人がいらっしゃるから。


今日の朝、俺たちは近くにある遊園地に行くことになった。

近く、と言っても、遠くはないだけで、車で一時間ほど。

なぜか。

まさか月華が突然「俺が金を出すから遊園地に行こう」と言ったわけではないし、俺が仕事を放棄して家族サービスならぬ、友人サービスに目覚めたわけでもない。

それはユウが近所のスーパーでやったくじ引きが当たったから。

一等の遊園地ペアチケット。

俺は横で見ていたのだがその時のユウは二度パンパンッと手をたたいて「当たりますように」と強く願っていた。

それで当たるのだからすごいものだ。

運がよかったのだろう、ということでペアチケット+一人で出かけることとなった。

で、十分に楽しんで、帰り。

なぜか月華のやつが運転席に乗り込む。

ちなみに車は四輪で俺の車。

行きは俺が運転していた。

そしてやつは四輪の免許なんてものは持っていない。

ゆえに、運転はできないはず。


「おい、なぜお前がそこに座る」


ちなみにユウは後ろの座席ですでに準備万端である。


「ん?俺がこっちの方がいいと思ったからな?」

「運転しないと帰れないだろ?それともお前はここで一泊するつもりか?」

「そんなつもりはまったくないぞ」

「じゃあ・・・」

「あの、神崎さん、月華」


後ろの席に座るユウが声をかけてくる。

俺がそれに答える。


「どうした、ユウ?」

「いえ、なんか囲まれているみたいです・・・」


俺は後ろを振り返る。

ついで前を見る。

右を見て、左も見たし、首をぐるりと動かして周りを確認した。

いたのは人、人、人でユウのように囲まれたというのが正しい状況になっていた。


「悠」


名前を呼ばれた。

呼んだ相手はめったに俺のことを名前では呼ばない月華。

この状況になっても、ただめんどくさそうに大仰なため息をついている。


「とりあえず、後ろに乗れ」


助手席へは少し遠いからさっさと後ろに乗れとのことだそうで、気迫に押されて素直に乗る。

何で相手はあいつなのに俺は素直に従っているんだろうか・・・あいつだからだろうか。

でも、あいつの言葉ってなんかこう、重みがあってだなー。

・・・言い訳をしているとなんだか悲しくなってくる。

そして、車の前にいた仮面の人間はいつぞやの写真の人物、のはずの人物。

どんっという音がして車が少しばかり揺れる。


「ああ、動かんでください車も出さないでくださいな。

上にいる仲間が殺しますからね」


そういうとその人は仮面をはずした。

仮面の下は美人な顔。

月華と町を歩けば超がつく似合いのカップルで道行くすべての人がうらやむだろう。

だが、そのきれいな顔から、口から出てきた言葉は直球すぎる怖い言葉だった。

「今回はめちゃくちゃ短いね」

『単話にどうやって手を加えたらいいのかわからなくなったそうよ』

「スランプってやつ?」

『さぁ?』

「ま、次回は一応それなりの長さになる予定みたいだし?紅月も頑張って書く意思はあるみたいだし?」

『あまりプレッシャーはかけないであげときなさい』

「へいへい。で、とりあえずメリクリ!!」

『紅月がクリスマスに何か短編を書こうと思ったらしいのだけれど思い立ったのが今日の昼じゃあ、何もかけないわね』

「うーんでもいろいろ考えてたみたいだよ?書くかはわかんないけど」

『ま、いいわ。紅月の都合なんて。

このの作品では皆さんからのメッセージ、評価、感想などお待ちしております。あとアンケートの回答もお願いします』

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