『変幻自在である、自然との共生と驚き』
『変幻自在である、自然との共生と驚き』
㈠
自分は、所謂生物的、科学的、自然というものを知らない。解釈することも不可能である。
ただ、見るだけだ、観察するだけだ、しかし、それでも、自然というものを一応は理解している。
理解していることと、実感として分かることは差異があるだろうし、断言ということも出来ない。
㈡
しかし、自然というものが、如何に変幻自在であり、姿を変えるかは、台風や大雨、地震などで、それなりに理解しているつもりだ。
自然との共生とは、或る意味で、自身をも自然の一部として取り込むことだと思う。
人間も自然の一部なら、生きたり死んだりすることも、分かるという意味では、分かるのだ。
㈢
そしてまた、自然が人間に与える驚きは、人間も自然の一部だということと同義であろう。
人が人を殺める不思議も、それが自然の驚きと解釈すれば、心の闇、というよりも、自然の驚き、というほうが理解できる。
変幻自在である、自然との共生と驚きは、人間も動物であり、自然の中に居るという解釈が、よっぽど自然だと思われるのだ。