勇者さまのお供え姫 〜辛抱強く十年待った勇者をぽっと出の妹に取られました!〜【完結】
作品タイトル:勇者さまのお供え姫 〜辛抱強く十年待った勇者をぽっと出の妹に取られました!〜
作者:牧村 咲希さん
子供は魔法と科学。夢と現実の狭間に住んでいる。
それは大人でも変わらない。現実という悪夢から醒めないことはいくらでも。
ロマン・ロランの小説「ジャン・クリストフ」ではまさに子供たる彼は棒切れを手に「動け」と念じて魔法を体感し、長じて偉大なる音楽家になる。
まさにその日世界が変わった。
魔王は討たれ、青空を人々ははじめてみたのだ。
黒い雲は白いお菓子の如く呑気に空を漂う。
戦で振るわれる魔法使いの杖は、子供たちが夢の世界で雲を動かす魔法の対象になりやがて当たり前のそれになっていく。
平和がある。夢か現かわからぬが、きっとそれは尊い。
しかしながら、勇者は何処。
これは新しい世界を築くため、今までと変わる決意をしていく人々ひとりひとりの勇気のものがたり。
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100年分の青空とともに【Thanks20th】
[2024年 02月 16日 15時 50分 (改)]
魔王の恐怖に震え灰色の空しか知らず育った人々。
彼女は理解した。
ああどこまでも続く青空よ。
風そよぎ、花は香り、鳥は歌い。
童どもくちぐちに雲を棒切れにて動かさんとす。
勇者は遂に魔王を討ったのだ。
しかし勇者は帰ってこない。
魔王と相打ちしたのかはや十年。
父王の約束を守り結婚できぬまま『お供え姫』と揶揄され、腹違いの妹にまで悩まされ。平和ほど見えないものはなく、過酷な結界師の仕事も続く。
雨が降り、嵐が丘に。
雪降らしめ霜柱立っても春が来るように。
少し力を抜いてみよう。誰かに頼ってみよう。
Thanks20th
世界変えし勇者は帰還した。
勇者はまこと勇者にて人をも変えた。
彼女たちは日々守る勇者になったのだ。
旅はどうですか。
あなたもこの国にお立ち寄りください。
作品タイトル:勇者さまのお供え姫 〜辛抱強く十年待った勇者をぽっと出の妹に取られました!〜
作者:牧村 咲希さん
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