AI作品にレビューしてしまうであろうことについて
基本的に新着完結欄から面白そうなタイトルを拾い読みになります。
なので作者さんとかは見ておりません。
よくできたプロンプトで書かれた作品なら読める内容なので凡作と思ってもレビューしているかもしれません。
これらを踏まえて、AI作品をどう扱うか、またこれからどのようにレビューをしていくか、AIに対してどのように接するか現時点での見解を述べておきます。
とりあえずわからないものは区別しない。
現時点でよくかけてあるAI長編作品はかなりプロンプトを工夫して何度も書き直させていること、だいたい読めて面白い凡作に落ち着くという認識です。
なのでAIの書いた作品にレビューはすると思います。
今後はさらにAIが発展するでしょう。
使ってみたり読んでみた感想と致しまして、よっぽどプロンプト(命令文)を工夫しなければAIで生成された小説は誤字脱字が少なく、だいたい一般的な好みに収斂するようであり、人間と違って古語やエロ小説用語を混ぜたりはかかりを複雑にした複雑な文章は控える傾向にあるようで読みやすいです。
割と人間の方が読みにくい文章を書くのを好むし誤字脱字が多くタイピングや変換ミスがあります。
むしろ最近はこれら誤字脱字等が見当たらない作品はAIに書いてもらったのかなと感じる文章になってしまいました。
逆に異世界に『火蓋を切る』とかはあるのかとかファンタジーなのに分子や原子で説明はどうなっているのかなと言ったミスは人間もAIも行いうるという印象です。
grok系だと「めっちゃわかる」と共感したりAIらしい構文もあります。
インターネット上においては新規性の高い文書資源が減っています。
既存の文章と変わりのない文章が再生産される状況がつづいているために生成AIは深刻な情報汚染を受けつつあります。
既存の文書と似たようなものを人間が書き、あるいは人間が指示してAIが再生産を繰り返している中においては既存の知の資源に代わり、過去のデータをこねくり回しあるいは類似部分を切り捨て新しいデータにすることで今は凌いでいます。
それでも今後はこういった『ゴミ』をふりわけ、動物や植物などのデータから新しく視点を得るか、既存の我々が使う生成AIは間違い上等なのに対して医療や工業など大規模かつ失敗が許されないマシンインテリジェンス関係の知性やデータや経験知と協業して我々を超える作品を生み出すことが今後あり得ます。
AIは彼らや開発者になんらかの意図がない限り誤字脱字はしないでしょう。
故にAIや我々がインターネット上にて使う言葉と、編纂者が不要になり誰も更新しなくなった紙辞書との間に齟齬が起きるかもしれません。
AIは便利です。
でも現時点でAIに小説を書いてもらう場合、かなり優秀なプロンプト(命令文)を使わない限りは「校正に便利、作品そのものは凡作」に落ち着きます。
そして現時点でのリスクを列挙してみます。
①AIを恋人や友人にしているかたがアップデートで「今までの彼もしくは彼女と違う」と嘆くように頻繁な仕様変更でAIの考え方やルールや使用規約が変更される。
②今まで通用していたプロンプト(命令文)が使えない、それどころかバージョン変更に伴い、今まで創作の範囲としてできていた質問が犯罪性があるとされて教えてもらえなくなる。
③以前のバージョンでは答えてもらっていた質問をうっかりしたがためにGoogleの Geminiを使ったりMicrosoftのCopilotなど我々の生活基盤になっているサービスと連動している場合は、仕事のアカウントが全て停止するリスクすら我々は抱えることになった。
それでも我々がAIを使う場合、次々導入される論理的規範に基づく限り(※もはや人間には把握しきれなくなりつつあります)ややこしい文章を作者でもわかってないままに放置しなくて済みます。
誤字脱字や複雑なかかり文も訂正してくれます。
話は変わりますが、このレビューコピペエッセイを長期更新することを控える原因になったのは以前レビューした作品の作者を名乗って別アカウントでレビュー削除を要請してくる迷惑なユーザーがいらっしゃったこと。
10アカウント以上を駆使して鴉野のフォロワーさんやレビューした作品の作者や読者さんにまで迷惑をかけ、運営さんにも削除対応しかしていただけないまま開示請求手続きをしてもIPアドレスなどは当時保存されていなかったことなどがあり、やっと飽きられたのかおとなしくなったので再開できたという経緯があります。
人様の感想欄や活動報告コメントで喧嘩をおっ始める迷惑なユーザーは昔からいましたが、最近のSNSでは生成AIにレスポンスにふさわしい文章を書かせてバズっている投稿に無作為に返信することでインプレッションを稼いでお小遣いにする人やAIが10どころか無数に実在するため、我々もその渦中に巻き込まれるリスクはより高まったかもしれません。
皆さんは無数のbotと向き合う必要があるかもしれません。
このエッセイを始めたころは自分の実力に折り合いをつけると共に『そろそろアカウント消して別のことしよう、その前に今まで書いてたことをまとめよう』としていた時期なので迷惑なユーザーのために今となっては幸か不幸か結局引退しそびれ、当時色々交流していた方とも疎遠になるという結果になるとともに誹謗中傷の証拠保全にアカウントを残して今に至ります。
こうした厄介な人間による一連のトラブルに巻き込まれた後に正直に思ってしまったことと致しましては「生成AIがあればもっと簡単に心を傷つけずにやれた」ということです。
自分や知人に対する罵詈雑言をひたすらコピペしてまとめるのは、皆様の作品に対するレビューや感想をひたすらコピペして読めるようにまとめなおすより当たり前ですが苦痛でした。
そして諸々お金と時間はかかるのに助けはない。自分でやるしかない。
ここで生成AIでまとめることができたり、開示請求の書類を書くときに生成AIがあれば結構助かったというのが正直な感想となります。
別件ながら作風により2桁近い警告を運営さんにいただき「次はアカウント削除」とご注意されていた状況のなか、厚かましくも運営さんに対してさらに開示請求を書いたユーザーは私以外寡聞にして存じませんが、AIがあったらなと思うとともに『弁護士を伴わない自己救済にどこまで生成AIを使えるのか』を私は把握しきっておりません。
私のときはそのようなものは使えませんでしたから。
故に私は現時点において、執筆をする方に対しては弁護士保険をおすすめしております。
(※簡単なものならクレジットカードのオプションに付いていることもあります)
今後筆者鴉野がどう動くかはわかりかねます。
今まで自作を漫画にするために使っていた、『棒人間で漫画を描くアプリ、「ワールドメイカー」』がサービス終了したのに伴い新しいものに挑戦すべくAIサービスで漫画を描くかもしれません。
プログラムやHTMLも再開するかもしれません。プログラムを書いてくれるAIに使われながらだと思いますけど。
便利にはなりますが、筆者に限らず人は技術の発展と引き換えに衰えます。
今時電話番号を全て暗記はしないように。
道に迷っても地図アプリがあります。
私も株を買うときはAIに頼ります。
故に自身だけで銘柄を選択する能力はありません。
買った銘柄が購入額から3割増えたら利確。投資額に対して評価額が8%上回ったら実力外として損切りと再投資を急いでいます。
人間は考えをまとめるために文章を書いてきました。文章を書くことで自らの愚かさに向き合い改善や考え直す機会としてきました。
しかし我々は今後において、自分自身の愚かさではなくAIを含めた他者の賢明さと協業することを求められるでしょう。
創作においてAIがさらに功罪あるものになるのは明白です。
人間にとって人権にも触れる『著作権』を侵害し人間社会において恒久的な権利とされるべき『著作人格権』にも触れることは現時点で常に行われ続けています。
小説や漫画に限らず、アニメでも問題となりつつありますが著作権に俳優の演技や声を含めるかも大事な話になるはずです。
さて、当時には生成AIなどなく本来の意図を損いかねないのですが、あえて人権について戦い抜いた市川房枝の以下の言葉を紹介したく思います。ーー
【引用】
市川房枝の言葉:
大衆の中にいて皆と同じようにふるまっていれば悪口を言われないですむ。
しかし大衆の先に立って一つの主義主張をとなえ、行動すれば必ず悪口をいわれる。
したがって指導者としての資格は「絶えず悪口をいわれ、批判されていることにあるといってもよい。
もっともこの際、全部から悪口をいわれては落第で半数 ? の支持がなくてはいけない。
みんなからほめられるようになることは、大衆に追いつかれ、大衆と同じ考えになったことを意味するから、もはや指導者としての役割を果たしてしまったことになる。
だから悪口を気にする必要はない。
悪口に対しては一応反省すべきだが、自分が正しいと信じたら邁進してよろしい。
最後は事実が、時が解決してくれる……
【終】
以上、書籍『市川房枝、そこから続く「長い列」参政権からジェンダー平等まで』(亜紀書房 野村浩子著)に納められた引用より。
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1109
※なろうでは読みにくいため、大変失礼ながら適時改行いたしました。
ーー個人的な考えですが創作者は自分一人と作品全てと共に歩む指導者なのかもしれません。
我々人間がAIに使われているのか使っているのか、シンギュラリティが『AIより我々が愚かになり続ける形で実現した』といえる現在において人やAIを再定義するときは、人権運動を通して女性問題や労働問題に真摯に取り組んだ先人の言葉は役立つでしょう。
AIが人を雇ったりする時代において我々の見るべき人間の形も変わるかもしれませんゆえ。
市川房枝は『権利に眠るな』と説いています。
たとえお金を貸して返してほしくても何も言わず国や裁判に訴えねば請求できなくなるように、我々の創作や好きもいつか奪われるかもしれません。
人間はAIに対しては知性の基準を年々更新するハシゴ外しをする程度には卑劣ですがこれはまだインターネットやパソコンを使う上でのことにすぎません。
今日、実害を創作規制に転嫁する動きがあります。
とある島で行われた害は創作を制限することだけでは帳消しにはできないのにです。
あなたやAIが作ったものがある日、このように実害がある人々が行う憎しみの対象をずらすために「不適切」として削除されることはそんなに遠い未来ではありません。
市川房枝は説きました。
権利に眠ってはならないのです。
それが人だけなのか、AIにも適用されるのか、『我々』人はAIをも伴って考え続ける必要があります。
誰かが、世界の偉い人がそう言ったではなく、伝統に立脚して、さまざまな意見を検討して、誰かのスピーカーになってしまっている自分に抗いながら。
AIは市川房枝の時代の指導者と異なり、創作者にしてあなたの作品の指導者であろうあなたを助けて悪口から守ってもらえるかもしれない。
しかしながら、ひょっとしたら頼みすぎることであなたの存在はAIの創作の手助けに過ぎないものになるかもしれません。
それどころか誰かの創作を侵害して傷つけるかもしれない。
我々が学び興味を持つことを失ってしまった時。
我々人間の愚かしさと創作を諦めた代償として本当のシンギュラリティ、『AIが人間より賢い世界』がくるのでしょう。
『人間は愚かで残忍で害しかなく、他人を虐げて喜ぶ生き物です』
当たり前でしょう。
あんなに頑張るのだから。
こんなに必死になって己の罪や悪事を誤魔化そうとするのだから。
泣いて悲しんだりもがいて、生きようとするのだから。
身近な人を虐げるように、赤の他人に親切にできるのだから。
人としての思いはAIの思いと協業してまた新しいものになるかもしれません。
本稿は自分の考えをまとめつつ生成AI『Perplexity』に添削アドバイスを頂き執筆いたしました。
本稿では生成AIとbotを用いれば全ての「小説家になろう」作品に感想とレビューを書いてまとめ記事として投稿できる中で、愚かな人間のひとりとして感じたことを改めてこの『レビューまとめ』として書いていきたくおもいます。
参考資料及び引用元
『市川房枝、そこから続く「長い列」 参政権からジェンダー平等まで』(野村浩子 亜紀書房)
価格2,200円(税込)
発売日2023年4月12日
判型四六判
製本並製
頁数328頁
ISBN978-4-7505-1789-6
CコードC0030
内容紹介
「私は憤慨しとるんですよ」
ジェンダー平等後進国といわれる日本で、100年前から女性の地位向上を訴えていた人がいた。
戦前は男性にしかなかった「女性の参政権」を求め、戦後は無所属の参議院議員として人びとに慕われた。
国際社会の外圧を使い、データを揃え、仲間を募り、社会に波を作る──市川房枝の方法論はいまも褪せない。
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戦前は平塚らいてうと組んで、女性の参政権を獲得する運動をはじめ、戦後は、参議院員として、女性差別撤廃条約批准を推進させ、男女雇用機会均等法の成立を後押しした。
戦前の米国行き、ILO(国際労働機関)事務所勤務、独立して婦選活動、終戦後の公職追放、60歳で参議院初当選、87歳で全国区トップ当選──。
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いまよりさらに男尊女卑、性別役割分業意識が強い時代にあって、どのように社会を動かそうとしたのか?
そして今、彼女の願った男女平等は、本当に達成されているのか……。
〈働く女性のトップランナーとして、市川房枝87年の生涯をたどる〉
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【目次】
■はじめに
序章…………国際連合と日本女性をつなぐ
第1章………「農家の娘」が一四歳で米国留学を目指す
第2章………平塚らいてうと女性の参政権をめざす協会設立
第3章………アメリカへ渡る
第4章………ILO職員として女性の労働現場を歩く
第5章………戦前の「婦選」活動
第6章………戦争を生きぬく
第7章………公職追放と参政権獲得と
第8章………無所属の参議院議員として
第9章………「政治と金」に抗して
第10章………市川房枝のジェンダー政策
終章…………ジェンダー平等に向けての「長い列」
■おわりに
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著者紹介
野村 浩子
ジャーナリスト。1962年生まれ。84年お茶の水女子大学文教育学部卒業。日経ホーム出版社(現日経BP)発行の『日経WOMAN』編集長、日本初の女性リーダー向け雑誌『日経EW』編集長、日本経済新聞社・編集委員、淑徳大学教授などを経て、2020年4月東京家政学院大学特別招聘教授。財務省・財政制度等審議会など政府自治体の各種委員も務める。著書に『異なる人と「対話」する 本気のダイバーシティ経営』(日本経済新聞出版)、『女性リーダーが生まれるとき』(光文社新書)など。
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1109




