府中三億円事件を計画・実行したのは私です。【完結】【削除】【書籍化】
『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』
著:白田
ISBN 978-4-591-16126-5
ポプラ社
府中三億円事件を計画・実行したのは私です。
作者:白田さん
自称三億円事件を主導した方の手記。らしい。
嘘かホントかはさておきすごくよく書けていて面白いのでぜひ。
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彼の独白は嘘か誠か。彼らの青春の残滓に語らせろ
投稿日:2018年08月27日 00時27分 編集
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三億円事件の犯人が当時の記憶をもとに小説を書いている。
ははは。ありえん。
一笑に付して終わりにするにはその言葉の数々は静かであまりにも熱い。届かない想いが、伝えられない憎悪や嫉妬が、伝わらない優しさや愛が彼らの中で行き来する。それは理解不能でどうでもよくでどうでもよくなくて、それでいてどこかあきらめていてなおかつ諦められないそんな気持ちに胸を焦がし続けて。
残った想いが筆を動かす。
これは私にとっての真実です。
物語は真実で、本当に起きたことはわからない。
それでもこの物語はあなたの心に疼きを刻む。
青春は痛くて苦しくて嫌で辛くて、甘露のように逃げ足を絡めとる。
優れた物語は嘘でも誠。
巫山戯た言は誠でも非。
燻る熱を持てあますなら是非ご一読ください。
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