鬼姫戦国行‐羽柴の鬼姫‐【完結】
鬼姫戦国行‐羽柴の鬼姫‐
作者:寛喜堂秀介 さん
作者さんの戦国系はコメディ色強い娯楽大活劇ってイメージがあるが、この作品は様子が少し変わっていて鴉野は大好きである。文字数も少なめなのが良い。
一千の敵に敢然と挑む少女の決意。
その発端は愛であり、また家族の絆だった。
家族を知らず、愛を知らなかった彼の記憶を受け継ぎ、少女は鬼となり、死出の河のほとりにて敵を迎え撃つ。
物語は記憶を失った少女が羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)の正室ねね様に拾われ、養子となることから始まる。
秀吉の子煩悩っぷり、ねねの愛情はこれまでになかった秀吉像を描いていてとても暖かい(※史実の秀吉を知っていれば尚更)。
それゆえ、敢然と敵に挑む少女の決意が熱く、また暖かいものとなる。
それが如何に苛烈で、悲惨で、悲しくて、辛くて、どうしようもない醜さに包まれていても。
親子ではない親子の愛は本物であり、とても暖かい。
和モノ企画やるならこれも紹介しようよと思って紹介した。ついでだからレビューにもタグをつけた。真似してくれてまったく構わない。
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ここにいなさい #和モノ布教し隊
投稿日:2016年01月24日 08時48分 編集
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泉の畔で死にそうなほど喉が渇き
火のように熱いのでガタガタ歯の根も合わず
自分の国にあって遠い土地に居る
(中世の泥棒詩人 フランソワ・ヴィヨン『矛盾のバラード』より)
ひたひたと忍び寄る死の河の音。
記憶を失い、愛を知らぬ少女は家族を得た。
優しい義母に拾われて。義父の笑顔に包まれた。
未来の青年の記憶を拾った。
餅は美味しい。
敵は一千。その身は一つ。
義母さまの名はねね。
ととさまの名は羽柴秀吉。
未来を知るゆえ、その夢を絶やさぬため、共に生きるため少女は自ら地獄との狭間に立つ。
ここにいる。ここにいさせて。今ここに行く。
あなたたちとなら一緒でもいい。
少女の決意の行方を見守りください。
あ、お餅焼ける前に読んでね。
作品タイトル:鬼姫戦国行‐羽柴の鬼姫‐
作者:寛喜堂秀介
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