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キオクバンク【削除】
キオクバンク
少し切ない少年と女子高生の物語。中編。
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少年時代のキオクは煌めく
投稿日:2014年01月05日 01時02分 編集
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その少年を記憶している者はいない。
彼は記憶を消し去る能力を用いて自らを知るモノの記憶を消してしまったから。
愛する人も愛される人も彼にはいない。
しかし彼は憐みを向けるような人間でもなく、
憐みを向けられることもなく強く優しく生きていく。
少年時代のときめきは思いだすことは出来ても感じることはできなくなるもの。
しかし彼の掌の上ではそのような記憶すら何時でも蘇る。
記憶を消し、記憶を預かる能力。それが彼の真価。
キオクバンク。少年は少女の記憶を手に新たな旅に出る。
ときめきを探しに涙を拭いて旅に出ませんか。
キオクバンクはきっとあなたの助けになることでしょう。
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