無意識ちゃん無意識ちゃん無意識ちゃん
私の中には少し前から無意識ちゃんが住んでいました、彼女は私の知らないあいだに私に代わってしまおうと企んでいました
それは夏の終わりでした
私の体にある変化が見られました
それはこういうものでした
体の震えがとまらず、ピンクのかごを頭に被らなければ部屋でも落ちつけないというものでした
毎日した自傷行為のたまものでした
私はごはんがたべられなくなり、代わりに紙を引きちぎってたべていたのでした
それは白いコピー用紙でした
だんだん頭がぼーっとしていきます
呼吸するだけの肉の塊になる過程で私は彼女の存在に気づきました
私の頭のすぐ横に確実にもう一つの考える脳があるのです
それは私では制御できません完全に彼女のものでした
しかし彼女は肉体がないので自分で考えたことを私にやらせようと必死なのです
彼女は見た目は中学生くらいでしたが頭のほうはまだ赤ちゃんのようなので何も知りませんでした
でも大人の私を借りればよいのです
そうして共存していきました
こないで!と泣いて願ってもいつの間にか、水に代わってアルコールがすこしづつ体に染み込んでゆくように、気づかないまま彼女に体をかしてしまいます
赤ちゃん相手ではどうしようもありません
私は無駄な抵抗はやめました
しかたないので彼女に無意識ちゃんという名前をつけてやりました
しかし最近無意識ちゃんはでてきません
たぶんもうしんだんだとおもいます
私の半身をもっていったせいで私は何もできません
ばらばらに紐とけてゆく文字と文字のあいだに今日も肉の塊として夜を待つだけのことです。
ありがとうございました。
ありがとうございました。




