表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦え!!爆裂機装ドレッドノートクライシスV  作者: 爆裂機装ドレッドノートクライシスV
第一話 爆誕!ドレッドノートクライシスV
8/34

爆誕!ドレッドノートクライシスV~初陣~

前回までのあらすじ!

ドレッドノートクライシスの操縦士になることを決意したシラヌイノボル!

トーキョーに迫りくるギガントの魔の手!

残された時間は1週間!

果たしてシラヌイはドレッドノートクライシスを乗りこなすことができるのか!?

そしてトーキョーの運命やいかに!


 「ふう…」

 ドレッドノートに乗ることを決めて1週間、俺はあの誘拐された施設、地球防衛部隊のニホン支部らしいがそこで寝泊まりしずっと操縦の訓練を行っていた。もちろん高校に行くことはできなかったがそこはうまく取り計らってくれるようだ。ちなみに訓練と言ってもそう大して難しいものでもなく操作パネルの見方、武装の取り扱い方、戦闘についての説明やギガントの攻撃手段についてなどだ。操縦と言ってもこのドレッドノートは俺の分身みたいなものであると訓練中に一度乗ったときに分かった。オーバードライブクリスタルの力によって本当に思い通りに動かすことができたのだ。

 「ついに明日か…」

 訓練も思えばあっという間に1週間が過ぎ明日にはギガントが宇宙から襲来してくることが確定したという。トーキョー全域で避難勧告が出て全市民の避難が完了したようだ。緊張していないと言えば嘘になるがここまでやることはやってきた。そう思いながら施設に用意された自室へ向かっていると向かい側からミナヅキの姿が見えた。

 「あらシラヌイ君、今日はもう訓練が終わったのかしら。」

 ミナヅキもこちらの姿を確認すると話しかけてきた。この1週間ニホン支部の技術部としか会っていなかったため1週間ぶりに会うのだが。

 「あ…はい、明日なんで早めに休みます。」

と話しかけられたことに少し戸惑いながら答えるとミナヅキの表情が少し陰った。

 「…ごめんなさいね、本当は私たち地球防衛部隊からクリスタル適応者を探すべきなのに…」

 そうミナヅキは言った。やはり子供にこんなことをさせる責任を感じているのだろうか。

 「全然!俺しかできないんでしょ?仕方ないですよ!俺に任せてくださいよ!」

とできるだけ朗らかに親指を立てて言った。しかし、ミナヅキの表情は明るくはならずむしろより陰ったような気がした。

 「…そうね、明日は頼んだわよ。」

 そう言って俺の横を通っていった。ちょっとうざかったかな?と思って俺も自室へと向かった。そして決戦の日が来たのであった。


 「シラヌイ君、準備はいいかね?」

 イズミ長官の声が通信機越しに聞こえてきた。ついに出撃の時だ。俺はドレッドノートクライシスのV字装甲にあるコックピットにいた。説明によるとここが一番オーバードライブクリスタルに近く、一番イメージが伝わりやすいとのことだ。

 「はい!大丈夫です!」

 そう通信機に告げると通信が切り替わり女性の声が聞こえてきた。

 「こちらオペレーター、これより作戦の概要を確認します。」

 「作戦目標は現在トーキョー上空に確認されている50メートル級と推測されるのギガント、これの撃退と都市部の防衛です。これよりドレッドノートクライシスは地球防衛部隊ニホン支部から出撃。ギガントの予想着陸時刻の2分前に作戦領域へ、そこからギガントとの接触後戦闘を開始します。」

 「了解。」

と何度も聞いた作戦概要に答えた。

 「それでは出撃準備を開始します。整備員は速やかに退避してください。」

その声とともにドレッドノートの周囲にあった整備用の足場がすべて外壁に収納され、繋がれていたコードがすべて取り外された。レールに沿ってドレッドノートの足場が壁にあるカタパルトまで移動した。それを確認し俺は手元の操作パネルでカタパルトの固定を確認した後バーニア、スラスターを起動した。

 「出撃準備の完了を確認。出撃どうぞ!」

 「ドレッドノートクライシス!発進!」

カタパルトが起動しドレッドノートクライシスの初陣が始まった!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ