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戦え!!爆裂機装ドレッドノートクライシスV  作者: 爆裂機装ドレッドノートクライシスV
第五話 封じられたクリスタル!記憶を写す悪魔!
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封じられたクリスタル!記憶を写す悪魔!~狂~

 「シラヌイ君!大丈夫!?敵が攻撃態勢に入ったわ!」

 「…ハッ!?」

 気づくとそこはコックピットだった。結構時間が経っていたのかと思ったが時計を見るに5秒程度しかたっていなかった。前方のモニターを見ると先ほどまでの楕円球体ではなく、表面の甲殻が羽のように展開し、中から角の生えた人型のギガント本体と思われるものが大地に立っていた。先程まではあの羽で自身の体を守っていたのだろう。俺は混乱しながらも右腕をギガントに向けさせて叫ぶ。

 「ビクトリィィィィ!!!!!」

…出ない。先程まで溢れるほどに放出されていた赤いクリスタルの光が全くと言っていいほど放出されない。ギガントは翼を羽ばたかせこちらに猛スピードで向かってくる。俺は機体に回避させようとする。

 「…え?」

 ピクリとも機体が動かない。ギガントの突進がドレッドノートクライシスに命中し、その衝撃で後方に機体が大きく吹き飛び倒れる。

 「ちょっと!?何やってんの?」

 イスズの声が聞こえる。

 「パイロットの精神状態が安定しません!クリスタルとのリンクが50パーセントを切りました!」

 「なにッ!?」

 イズミ長官と隊員たちの声も聞こえる。だがそんな声すら聞き取れないほど俺は心を乱していた。

 「クソ…なんで!なんで動かない!クッソォォォォ!!!!うごけぇぇぇ!!!!」

 急に狂ったかのように俺は叫んだ。

 「ちょ、ちょっと落ち着いて…」

 「うるさい!」

 イスズの声をそう遮る。何をこんなにいらいらしているのだろう。頭がもやもやする、とても、とても。

 「グルルルルァァァァァァァ!!!!!」

 こちらに吼えるギガントを見て俺は舌打ちをし叫ぶ。

 「うるさい…うるせえええええええええ!!!!!!」

  すると機体が動き出し立ち上がった。それを見てギガントは口を開きギガント砲を放つ構えをした。

 「わあああああああああ!!!!!」

 背部のブースターから大きく火を噴き上がり機体はギガントに急接近する。ギガントの口が光る…

 「はああああああ!!!!!!」

 その一瞬でギガントの顔面にめり込むような速さで右ストレートを打ち込んだ。その右腕を引き戻し悶えるギガントにもう一度拳を叩き込む。そのあまりの衝撃にギガントが倒れたのを見て俺はマウントポジションに入った。両腕を乱雑に振り回しギガントの顔面に拳を叩き込む。

 「消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろぉぉぉぉ!!!!!」

 下に位置するギガントもやられながらもその腕をドレッドノートの腹部に確実に打撃を加える。コックピットに衝撃が伝わり小さく揺れる。さらに何度も何度も殴る度にドレッドノートの腕部にひびが入る。ギガントの中でも柔らかいとされる頭部だがそれでもドレッドノートの装甲と比べればとても固い。

 「ふははははははは!!!!死ねぇ!死ねぇ!」

 それでも俺は殴るのをやめない。何故か?…わからない。ただ自身のストレスを解消するために目の前の敵を殴り続けた。そして幾度となく振り下ろした右腕が…

 バキィ!

ギガントに振り下ろした瞬間音を立てて砕けた。その瞬間ギガントの羽が丸まってドリルのような形状になる。そしてその二つのドリルで機体を貫いた。ガリガリガリっとドレッドノートの装甲が抉られていった。そして尻尾らしきものの先端を鋭く刃物のように変化させている。

 「!?はははッ!!!!これで終わりなんだよぉ!!!」

 俺は背中の剣を残って左腕で手に取りギガントの頭部に突き刺した。

 「グギャアアアアアア!!!!!!!」

 悶えるギガント、だがまだ生きている。

 「もういっちょおおおお!!!!!!」

 もう一度突き刺す。

 「グギャアアアアアア!!!!!!!」

 悶えるギガント、だがまだ…

 「ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」

 もう一度、もう一度、何度も、何度も

 何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 何度も!なんども!なんども!なんども!なんども!

 「ふひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!!」

 狂ったように笑いながら何度も突き刺す。なんどもなn


 「ノボルッ!」

 それを聞いてサァっと頭に昇っていた血が引いていくのを感じた。

 「もう…ギガントは死んでるわ…もういいから…」

 少し涙声のイスズの声を聞いて俺は正面のギガントを見る。緑色の体液に染まった剣、完全に潰れ原形をとどめていないギガントの頭部。もう完全に生命活動を停止している。俺はそれを見て唖然としながら

 「ドレッドノートクライシス…目標ギガント…げ、撃破。」

そう告げた。

 ドレッドノートクライシスは返り血を体中に浴び、日光に照らされ緑色に反射しながら悲しそうにこうべを垂れて佇んでいた。


~次回予告~

狂気の中でギガントを惨殺したシラヌイ!

その戦いのさなかに過去の記憶を垣間見たことにより衝撃を受け

シラヌイはクリスタルと共鳴できなくなってしまった!

そんなことはお構いなしに襲来するギガント!

そこに現れたのは…

次回!爆裂機装ドレッドノートクライシス!

Dの閃光!蒼き光に包まれて

ビクトリースラッシュで敵を討て!

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